陸と海との間には

●小ネタ、陸と海。図と字の変文字ですね。

これまた先行作品ありそうですが、まあいいや、どっちみちワタシの方がショボいであろうと思います。問題なし!


●関係なし日記。電車で隣に座った兄さんの肩口に、一匹の蚊。もうそういう時期かいな、くそう。ワタシはあのブンブン虫がでェッ嫌いなので、こっちくんなこっちきたらぶっ殺す! とばかりに動向に注目しつつガン飛ばしてたのだけれど、この時期まだまだ服の布地が厚いので蚊の方でも吸血に苦労してらっしゃる様子。もぞもぞと体勢を変えたりしつつ、何やらずうっと兄さんの肩んとこに止まっている。


よーしそのまま動くなよー、とあまり不自然にならないように注視する。そらまあワタシ如きむさいオッサンが電車の隣の男をじいっと見つめてる、っちう絵面はあまり外聞よくないっすからねえ。そうこうするうちとうとう終点の乗り継ぎ駅にまで到着する。ぞろぞろと降車する人波の中に紛れて蚊はどっか行ってしまい、ああ無念叩き潰してやれなんだ、しかしまあ結局こっちに来なかっただけでもヨシとするか、と思いつつ電車を乗り換える。


電車シートに座って一息ついたが、しばらくするとどうも左眉の上んとこが痒い。どうやら蚊は二匹いたらしい。…うぬ! 貴様らは囮を使いよるか! 小癪なり!