スパイファミリー

SPY×FAMILY・3話。天然かつ剣呑思考のヨルと年相応に奔放なアーニャを擁し、ロイド・フォージャー氏の気苦労は加速する。それぞれ世の一般ピープルとは隔絶したヘンテコな面もありながら、ひったくり見て後先なく追いかけるヨルさんやそれをキッチリとフォローするアーニャさん、そしてスパイ活動のビジネスライクさを見せつつも「たまには称賛されるのも悪くない」と思うロイドさん。デコボコありながらも何となくまとまった疑似家族…というスライスオブライフとしていい感じの話だったです。

冒頭ちらっと見えるバンはあれ、バルカスB1000だよね? なんか東ドイツ旧車紹介の記事で見た気がする。そういやOPにトラバントも出てくるし、その辺は実在のものを考証してんだろうな。…トラバントであんな感じの派手なカーアクションってできんだろうかしら。

横綱あられ

横綱あられってあるじゃんすか。原材料ほぼ小麦粉でそれ揚げて塩かけたヤツ。カリカリした食感が好きなんだけど、近所の量販店行ったら横綱あられの黒胡椒味ってのがあって、ほほうと思って買ってきたら割と旨い。あらびきの黒胡椒がガリガリかけてあってなかなかのパンチ力。そして食べ終わった後、袋の中に残る大量の黒胡椒とかフレーバー粉とか。…フツーのスナックメーカーなら多分、大釜なり何なりで菓子を調味した後に個別に袋詰めするという工程だと思うが、こっちの方はこれ…「袋の中に菓子入れたあとでどばっと胡椒シーズニングぶっかけて封をする」ってやってんじゃないのか、ってな雰囲気がする。ほめ言葉としての馬鹿だなあ…。この胡椒粉、このまま捨てるには忍びないがそのまま喰うと当然胡椒っ辛いので、取っといて炒め物にでも使いますか。ええ。

パリピ孔明

パリピ孔明・3話。アウェイ感の強い野外フェスにていろいろする孔明たち。敢えてこの段階でフェスを経験させること、一見勝ち目のない相手に勝利する算段、そしてその勝利自体を利用する。孔明さんの「策士」としてのお仕事は戦術ではなく戦略レベルにあるんですよ、英子さんをアゲること、更にはそれによって民草をアゲることこそが目的なんですよ、ってなことを示す話になっている。上記の戦術レベルの諸々が、ギミックとして単純に面白いのがまずよろしい。それの積み重ねの上で物語を編もうという意図がちゃんと感じられる。上手いね。…あと何だ、えーこちゃんの前にガラッガラの客の前で歌ってたお嬢さんがなんか気になった。わざわざこのために曲作ってんのもそうだけど、いろいろ身につまされる感じがしてね。この子にも人生とドラマがあるんだろうなとか。まあ。

スパイファミリー

SPY×FAMILY・2話。母親役ヨルさん登場。ちょいとトウの立ったはやみん(女)声の、美人ながら職場の陰湿な当てこすりもイマイチピンと来ない天然お嬢さんで、裏の顔は凄腕過ぎる殺し屋の人。繋ぎを受けて要人暗殺をちゃっちゃとこなしたその場で「自分は家事も何もできない、掃除は得意なんだけど」と死体や血痕を眺めてため息をつく…という、上記の「天然」ってのがなんか別方向の意味を持つ描写。シリアスにもコメディにもできるだろうが、どっちの方向にも過度に振らない演出になっているな。ぱっぱか人を殺すんだけどそれでも割と感情移入の余地が広くある、そういう狙いは奏功していると思う。

ラスト、爆発を背景に手榴弾のピンを指輪としてプロポーズする、というクライマックスはなかなかオシャレ。爆発がちょっと花火っぽいのね…個人的にはもちょっと派手でも良かったけども。ともあれ、これで家族側の役者は揃ったってとこですかね。あとロイドとヨルをくっつけようと白々しいおうたを歌うアーニャさんがかわいかった。この動きと声、歌による雰囲気はアニメならではのものでよろしござんした。

トマト赤ワインすね肉煮る

●電気鍋の圧力モードのレシピ何かないかなと検索して、簡単でおいしそうなのがあったので外部記憶としておく。牛バラ肉のトマト煮。バラ肉ブロックを一口よりちょっと大きめに切って750g、赤ワイン200mlトマトソース200ml中濃ソース100mlで圧力調理30分。とまあシンプルでいい。よしそのうちやろう、と思ってたのだが近所のスーパーに牛バラブロックがなかなか並ばない。ちょっと前まではそこそこの頻度で見かけてたのだけど俺が電気鍋買ってきたらさっぱり出てこなくなった。肉の仕入れ先替えたのかなあ。

んで今日精肉コーナー見たらやっぱりバラブロックは無い。そしてタイムサービス半額のカレー用すね肉がある。一切れがイマイチ小さいのが気に入らんが、ええいもうこれで妥協しよう。てことで上記レシピのほぼ半量買ってきて調理とする。個人的な好みで、トマト以外の野菜風味欲しいなと思ったのでタマネギ半個を粗みじんに切ってぶち込み、単純な下世話的コクを求めて砂糖を少し入れる。出来上がったらしばらくほっといたのちに肉取り出して残りを煮詰め、エエトコで再統合して生クリームかけて出来上がり。味は…うん、これはいい。中濃ソースなんてな庶民的なアレってスパイスや野菜のうまみやらの塊なんだな、と判るなあ。肉の食感はほろりと柔らかいのだが、多少のパサつき感があるのは30分では多すぎたのか肉が小さすぎたのか、あるいはすね肉という素材のせいか。ともあれこれはこれで嫌いではない。しかしあの単純な素材でなかなかに深い味であることだなあ。…粗挽き胡椒取ってこよう。この味には胡椒が合う。

さて。残った素材をどうするか。トマトソースや赤ワインはまあどうとでもなりそうだが、最後の最後で買ってきた生クリームですよね。…なんか鶏肉とキノコで煮たらいい? ような? あとで検索しとこ。

パリピ孔明

パリピ孔明・2話。「敵がいなければ計略も要らない」という前振りの後に出てくるミア西表なる「敵」。実力も人気もちゃんとあるが、英子さんを踏み台当馬にしようとしたので孔明さんがアレコレしてしょんぼりする、という話。事前に八陣の話を枕に仕込んどいて、クライマックスの種明かしにそれを呼応させる…というかなり王道の構成。オーナーの兄ちゃんが三国志オタってのが便利な設定ですな。この人がキッカケと解説をしてくれるので話を転がしやすくなってる。…ミアさんに小林ゆう。低音域で歌も歌えて当たりが強い。いいキャスティングでんな。

スパイファミリー

●新番組・SPY×FAMILY。東西冷戦時のドイツが舞台のモデルだろうか、ちょいとレトロな欧州的世界にて凄腕スパイさんとテレパス少女が疑似家族をやらかす話。設定や話の転がし方が洋画の軽コメディっぽくてなんか好き。主人公の「黄昏」の偽名がフォージャー(ニセモノ)氏ってのもベタでいい。個人的にはフォージャーっつーとVTOL機だけどまあそれはそれとして。テンポよく状況説明とセッティングを済ませ、次回の「お母さん」の話へつなぐ。このくらいのサクサク感が続くといいなあ、と思いつつ視聴継続してみよう。あと細かい芝居付け、表情がなかなか丁寧で感心した。まあこの辺は第1話補正もあるかもしれんけどね。期待しておこう。