スパイファミリー

SPY×FAMILY・2話。母親役ヨルさん登場。ちょいとトウの立ったはやみん(女)声の、美人ながら職場の陰湿な当てこすりもイマイチピンと来ない天然お嬢さんで、裏の顔は凄腕過ぎる殺し屋の人。繋ぎを受けて要人暗殺をちゃっちゃとこなしたその場で「自分は家事も何もできない、掃除は得意なんだけど」と死体や血痕を眺めてため息をつく…という、上記の「天然」ってのがなんか別方向の意味を持つ描写。シリアスにもコメディにもできるだろうが、どっちの方向にも過度に振らない演出になっているな。ぱっぱか人を殺すんだけどそれでも割と感情移入の余地が広くある、そういう狙いは奏功していると思う。

ラスト、爆発を背景に手榴弾のピンを指輪としてプロポーズする、というクライマックスはなかなかオシャレ。爆発がちょっと花火っぽいのね…個人的にはもちょっと派手でも良かったけども。ともあれ、これで家族側の役者は揃ったってとこですかね。あとロイドとヨルをくっつけようと白々しいおうたを歌うアーニャさんがかわいかった。この動きと声、歌による雰囲気はアニメならではのものでよろしござんした。