ヴィンランドサガ

ヴィンランド・サガ・20話。冒頭から腕がとび目が潰れてのたうち回る、ゴア度マックスの描写。いくさってのは大体こういう一方的な殺戮になるのですよ、という話ですわな。…アナグマとその相手のバトルがヤケにいい動きしててなんだろうなあれ。いやかっこよかったけどもさ。ともかくすんでのところで戦いが中断した功績はトールギルのスニーキングミッション(失敗)である。あんな目に遭っといて「再び部下に欲しい」と言えるクヌート陛下は器がデケエなあ。

そしてアルネイさんは去る。この辺上村祐翔武内駿輔上田燿司みんなエエ演技なんだけど、特に佐古真弓の演技が引き続いてすげくて、なんかもう鬼気迫るってのはこういうのかって感じです。アルネイズの死に際して「父から教わった術だ」と胸部圧迫を施すトルフィンのシーン、案外いい妥協点としての演出だなと思った。現代の視聴者なら大体こういう状況で自動的に切迫感のあるドラマを感じる、その効果が高いからなあ。