魔女の旅々/体操ザムライ

 


●魔女の旅々・3話。二本立てでどっちもなんかこう、後味の悪い話。それぞれ割と個人としてはどうしようもない方向に話が進むのだが、イレイナさんかなりエエ性格してんのがいい方向に向いている。決して悪人ではないが無私のヒーローでもない、傍観者としての立ち位置。これがなんか真面目過ぎのキャラクタしてたら過剰に思いつめたりしそうだけど、イレイナさんはそんなに引きずらなそうだし…というね。冒頭の「そう私です」口上のウザかわいさは割とこの展開のアクを薄める役割もあるな、と思った。キノの旅エルメスに当たる存在が無いから、こういうシャベリが無いと場が持たんしねえ。あと斧アツシはモブやっててもすぐ判るな! 声の押し出しが強すぎるんだよな! 声優としてはエエコトではあります。

●体操ザムライ・2話。引退を撤回したことからのあれこれ。城太郎さんの天然というか、ほっとんど何も考えていないキャラが凄く…何というか、妙にありそうなスポーツバカという感じ。つーかレオさんも同僚の吉野声の人もみんな別方向にアホっぽいな! 体操やる人はみんなそうなんかな! …転機となるアドバイスと整体を行うオカマのおっさんに小山力也。すっごく味付けの濃い演技とデザインで「今時こんなんエエんかいな」と思うくらい。…いや、今時じゃないんだなこの話。なんで2002年が舞台なんだろうね?