プリテンダー/魔女の旅々/体操ザムライ

●GREAT PRETENDER・16話。冒頭の軟禁場所の息苦しい感じ、キーボックスや廊下のささくれた雰囲気がかなり気が滅入るリアリティでよろしかった。んで今んとこヤクザの重っ苦しい人身売買と、それに対する割とイージーゴーイングな詐欺行為がパラレルで語られる。ホンマに10億円をちょろまかすだけだった、んだろうかねえ。いろんなことを先回りでやらかしてくれるローランが、枝村にとってフェイタルな事象である人身売買を本人が見てどんな甘っちょろさを見せるか、ってのを予測して無かったってのは…少し意外ではあるな。あとあの伊達政宗のネタはどんなシコミなんだろうね。親殺し…ねえ。

●魔女の旅々・5話。フラン先生再登場。相変わらずエエ性格してるお姉さんで、まあイレイナさんの師匠ってのがよく判る。王立魔法学校なんてなものがあり、魔法を使って生計を立てる人がそこここに居る…という、2話の国とはまた違った魔法に寛容な国。んでまあ何かモヤモヤした事案があるワケでもなくて、フラン先生の黒歴史による書籍の存在含めてちょっとエエ話で終わる。こういうのもアリ、っつーかこういう話の方が多いんだろうな。…魔法学校の生徒さん、イケメにオドコにチャラという投げやり過ぎる名前がよろしい。つーかイレイナさんは自然に百合思わせぶりしやがんね。百合ジゴロ。

●体操ザムライ・4話。サムライの娘さん・レイちゃんについて。良くも悪くもテレビで有名人になった父を持つと苦労する。記者会見のことでからかわれても、レイちゃんはなまじデキたお人なので一人で抱え込んでしまう。…授業参観、代わりにデーハーなおばあちゃんが来た時の反応があまりにも気を使いすぎのもので、アレが一番キツかった。何つーか、レオさんのおかげで今回はたまたま何とかなったけど、下手したらもっともっとめんどくさい扱い方になってた可能性もあるわなあ。お父んが出てきて解決ってワケにもいかないだろうし。それでも、クラスの男子も女子も根っこんとこではレイちゃんを排除してるワケじゃない、というのは(アニメという架空世界とはいえ)救われることだ。お父んもあのガキ様たちに認められるようになるといいね。