プリテンダー/魔女の旅々/体操ザムライ

●GREAT PRETENDER・17話。枝村の父親登場、これ自体はまあそのうち来るだろうとは思っていたが…このアークのサブタイトルを背負って出てくるとは思わなかったな。登場その瞬間から怪しかったのではあるけれどもさ。今回のラストに至るまで、どっち方向に結末が転がるか不安定なまま視聴者を連れまわすサスペンスの盛り上げ方が上手かった。まあねえ、でもローランは知ってたっぽいし…アビーとシンシアも含めてこれ全部枝村(とヤクザ連中)をだまくらかすでかいシコミって可能性もかなりあるわなあ。…伊達政宗の「親殺し」の伏線も、多分もうひとひねりありそう。

●魔女の旅々・6話。「正直者の国」という舞台設定として、実際の所そっから想像できる話のスジからほとんど逸脱もせず、割と大きな起伏もなくなんかエエ話で終わる。それよりもやはりこの作品らしい、どこか身も蓋もない描写やキャラクタを楽しむとこでしょうね。いかにも正義の体現者らしき若き国王が、嘘つけないからって聖なる正直ソードをいちいち「クソださい」と言うとかね。あと今回再登場のサヤさん、ここまでねっちょりした重レズキャラだっけ…? 黒沢ともよのそういう演技が楽しめるので別に文句はないですけども。

●体操ザムライ・5話。南野さんの快進撃と、あまり目立たないが確実に状況を固める城太郎さんの対比。NHK杯という舞台で体操シーンを見どころに設定するのだが、CG含めて割とちゃんと演出されてんな、という印象。しかし手堅いっつーか、地味ではあるねえ。あとはまあ…冒頭にてレイちゃんの誕生日について言及したってことは…ああやっぱり、というね。レオさんの失踪ともども、城太郎さんの体操状況は先行きに外的な不安がありそうでんね。