オリジン/ワンパンマン/キャロル


●新番組・ガンダム ジ・オリジン。少年エースに連載してたヤツを、どうやら本編ガンダム第1話辺りまでやる前日譚らしい。いわば安彦史観ガンダムであり、このアニメ見てても登場人物どいつもこいつもすんげえ安彦キャラ。それは驚異の絵柄再現度だけじゃなく、ジメっとした性格だったりおもっ苦しい陰謀策略だったり、その辺総合しての印象ですわな。勝手な妄想としてヤマト2199が結構成功したの受けてこっちも、という印象があったんだけど、プリークェルだけってのはやっぱちょっと惜しいところはある。やたらめったら手間かかってるし、しょうがないとは思うんだけどね。あとキャラ絵の再現度の高さとメカがCGであることは、描きたいことがそういう方向性、ってことだろうな。

ワンパンマン・3話。金属バット担当回。見た目的にあんまりツワモノ感が薄い、単なるバット持った不良っぽい感じの兄ちゃんだが、メインに持ってきてちゃんと活躍させることでキャラを立たせる…というそんな機能の話かな。今んとこ独立してめんどくさいことやってるガロウ、武術大会というなんか回り道くさいことしてるサイタマ、とあんまり話の焦点がクリアじゃないので、こうして判りやすい見所バトルがあるのはよろしい。敵のムカデ3段活用の人たちは、多節でぞろぞろ動くというデザインがCGの効果に合ってて割と良かった。にしてもヒーロー協会って幹部がどうも腐ってんなあ。大丈夫なんかしらん。

●キャロル&チューズデイ・3話。お二人さんに胡散臭い大塚明夫声のプロモータが付く話。コワモテっぽい外見に反し、古臭くて時代遅れだけど案外常識人枠の人っぽい。ボイストレーナーにしても宮野声のカリスマDJへの渡り付け作戦にしても、今回は目論見がスカばっかという状況だけど、でもへこまずにずんずん歩いていく楽しさがあんのはまだ「失うものもなくて期待は一杯」って段階だからだろうな。ランドリーで即興のお歌を歌っておっさん巻き込むシーンの、思わずにっこりしちゃう度合がとても良い。あと通貨がウーロンだ…。