オルフェンズ

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・6話。先週のアレコレのトラブルを経て、クーデリアお嬢様を護衛する「後ろ盾」をなんとかせんならんってことで、木星圏の「テイワズ」なる組織に協力を求めようとするオルガさん。企業複合体にしてマフィアもどきということだそうだが、「鄭和ズ」とかそういうこってすかね? とまあそんな運営側オルガさんの一方、ミカの方はクーデリア先生の国語教室に参加しているのでした…っちう話。

ミカさんが「本を読みたい」ってことで文字を習おうとするってのはちょい意外だったが、なるほどサクラばあちゃんの農場を助けたいって動機があったのね。世界情勢にはとことん興味ないがこういうところには意欲的ってのは何となく判る気もする。ミカさんはある意味で歪ではあるが純粋でもある、のだろうな。つい鏡文字を書いちゃうというクセは子供っぽいが、何となく非凡な才能を感じさせるトコもあるってのはダ・ビンチからの連想だろうかしら。

今回はあまりメカアクションも無い日常回だったが、物語の牽引力はあまり落ちないままでちゃんと面白いのがエライよね。キャラの立たせ方と話の転がし方、双方が協同して進んでるってことだろうなあ。一見ほのぼのっぽいスライスオブライフでありながら、オルガのミカへの言及やフミタンの怪しさなど、うっすらとした不協和音も盛り込んでちゃんとアクセントにしてんのが効果的である。うーん、丁寧やなあ。