オルフェンズ/リトルウィッチ

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・47話。鉄華団とマクギリス一派は火星篭城戦を余儀なくされる。篭城となればその対策は兵糧攻めであり、ラスタルさんはキッチリと鉄華団の資産を押さえて身動きを取れなくさせる。同時に世評の流れを決定付ける為に大々的に彼らを逆賊として非難し、事が成った後の世間の矛先をも操ろうとしている。万全ですな。割と覚悟の決まった鉄華団の面々はともかく、クッキーとクラッカがすっかり疎外されてる絵面を見るのは辛い。こういうの、おっさんになってくるとホンマ辛い。うん。

さて。どうしようもなくなった中、オルガは一人ラスタルにテメエの頭を引きかえに手打ちを申し出るが、ケンもホロロであってそらそーだよなーって感じ。是非はともかくここにきてそりゃねえだろオルガさん、ではある。結局団員たちの言葉で腹も据わるのだが、ここでやっぱりザックを出して「鉄華団の感性は尋常じゃない」ってのを示してるのはバランス感覚…なんだけど、どうもザックも団員たちへの情にほだされそうな余地もあって危なっかしいな。奴らが好きなりゃこそこんな自滅行動が納得いかん、ってのは至極真っ当でもあるんだけどね。

あとミカとアトラはやることやったみたい。ついでに多分クーデリアもやったっぽい。一応癒しというかしっとりした場面(?)の変種とも言えるんだけど、これでミカの非帰還フラグが立っちゃったなーって感じもして一種物悲しくもある。…シチュエーションからしてどうしてもバルバトスと接続されてないとデキないと思うんだけど、てことはこれバルバトス加えて4Pってことかしら。ごめんなさい下世話なこと言うた。まいいや。

リトルウィッチアカデミア・10話。冒頭、ひょんなことから手に入れた誰でもホレさせる「ホレホレ蜂」の登場と、ダイアナたちがアンドリューの上流貴族パーティ行かなあかんねん、というシチュエーションが語られる。まあこの道具立てで何かを期待しない視聴者は居らんだろうし、そしてその期待は裏切られない。つーかそれぞれ何だかんだで男上げたり女上げたりしたキャラの多い中、ダイアナだけがすげえビンボ籤引いててなんか笑っ…かわいそう。同級生相手のレズの上に人目も憚らぬナルシストという風評被害は致命的ですぞ。いいけどな。

後半、私には夢があると言いつつ噴水の前で軽やかに踊るアッコのシーンはアッコとは思えないほどの落ち着いた魅力があってよろしかった。蜂の魔法の影響下ですよー、ってなエクスキューズを作ってあり、アンドリューにとってはまだモヤモヤとしたものが残ってる辺りが上手い。今回は演出と作監に女性が多く起用されてて、そういう感性が強く出てんのかなーとか思った。

大昔の子供だまし魔法道具のシンデレラセット、あれー結構マトモなドレスになるのねーと思って見てたけどハロウィンの仮装みたいなスーシィはそれでいいのか。いいんだろうな。あとアッコがパーティに潜入する為に陽道作戦として行使したリス巨大化魔法(こういうのちゃんと成功させてんのが成長…なんだろうか)、何だろうね…これ、まさかMtGネタじゃないよね。キッチリ「樫の力」を思い出しましたけどさ。