ニンジャスレイヤー/乱歩奇譚

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン・21話。いよいよインフレイム開始、こっからラストに向かってまっつぐゴー…になるかどうかはこの作品だしよう判らんが、まあ残り話数もそれほど多くないしね。

てことでラオモトさんちに登ってゆくフジキドの話。露払いのザコを越えてサワタリ、モータードクロ、ダークニンジャとダンゴ式に敵が出てくるのは通俗アクションとしてエエ構成。一方のラオモト本人はテレビでなんかうさんくせーこと言うてて面白いな。めっちゃ小さくなってんのはあれ、やっぱ代替ボディなのかしら。

えーとあと、「ラオモトの声」はアイツ、原作見てる時は何故か気付かんかったけど、あからさまにサウロンの口のパロディなんだね。いい小物悪党ぶりだ。青山穣さんはこういうとき便利だなあ。

乱歩奇譚・9話。ラプラスの魔としての怪人二十面相。前も言うたけど量力もカオスも踏まえた上で絶対的運命決定理論に行き着くあたりはなかなか歪んでいるような気がする。同じくこないだハリ・セルダンに喩えたけど、マスじゃなくて個人の小さな行動が多勢に影響を及ぼす辺り、どっちかっつーとミュールに近いんだろうかしらね。まいいや。

てことで、やっぱり生きてた浪越さんの話。いやホンマに浪越さんなのかあるいは偽物なのかは判らんが、二十面相という現象の中にあっては真偽はあまり重要じゃないのかもしれない。身内にも二十面相は居るってことでとりあえず検死官コンビの人が出てきたけど、多分それだけじゃないだろうね。ラスト小林少年に手を伸ばしたのは一体誰か…影となってしまった羽柴くんか、それとも中村さんか。さてね。

二十面相捜査にあまりにのめりこんでる小林少年がいささか危うい雰囲気だが、だからってったってこの人からエキセントリックさを抜いちゃったら彼の「強キャラ」っぽさも薄れちゃうような気がするので難しいところ。こうして襲われてることをも面白がってるような気もしますけどね。あと浪越数式・暗黒星に自分が構成要素として存在すると知った明智さんの、最後のリターンキーの「ッターン!」ぶりはなかなかのドヤテンプレぶりでよかったと思います。多分。