ニンジャスレイヤー/乱歩奇譚

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン・15話。スシ・ナイトってタイトルなのにスシが出てこない、ユカノ(アムニジア)さんの登場回。この辺はユカノさんが記憶喪失やら何やらで芯がぶれている状況なので、どうにもスッキリしないお話ではある。エクスプロシブの爆発三昧やらモーターヤブというロボ要素やらが乗っかってんのにどことなく地味な印象なのは、そういう話の構造によるところもあるかもしれない。…正直ラプチャーさんとか、コッチは思い入れなんもないからねえ。まあね。

エクスプロシブに天田益男、声質に潜む「あ、コイツは悪役だ」と判る雰囲気はホンマ随一のものがあるお人やなあ。そういうのを裏手にとってみつどもえのお父んとかもできる人なんだけど。そしてモーターヤブに田中秀幸…うむ、恐ろしい外見と裏腹にエエ声を出すメカ、というコンセプトにおいてはベストに近いキャスティングですな。HAL9000的な。

乱歩奇譚・4話。怪人二十面相と黒蜥蜴登場。原作はあまり読んだことなくて二次的な知識しかないけれど、二十面相がほとんど変装も見せず殺しを連発したり黒蜥蜴が頭からつま先まで変態お姉さんだったり…とまあ「原作とは明らかに違いますよー」というのが判りやすく提示されているんだろうね。てことで、登場時からマジメ一辺倒で逆にアヤシゲであったカガミさんがダークナイトでありました、というお話。殺人手法的にものすごく金と手間がかかることやってんだけど、その辺はあまり追求してもしょうがないかな。一応現代設定でファンタジィは無い、って舞台状況ではあるけどね。まあ。

そして今回もう一人のゲスト、黒蜥蜴。レクター博士みたいに特別監獄に収監されてて、SMの女王様みたいなかっこしてて、実際に奴隷を踏んづけたりしてて、でも明智探偵相手にはMバリッバリで、自発的窒息プレイしたり盛大におしっこもらしたりして、あー…これは強烈だわ。一応「超法規的に凶悪犯を釈放できる」というすげえ能力持ってんだけど、それも霞む個性である。多分「そういう性癖」のお偉いさんをいっぱいたらしこんでんだろうな。なんか日笠さん、いつの間にかこういう役のオーソリティみたいになりましたねえ。いいことだ。多分。…あと何だ、いかな変態お姉さんとはいえ、あのちちと体躯を前に引くのみのくせして小林少年の股間の感触には感度マックスで鼻息荒くなるハシバさんはいろいろ心配だと思う。確かにこの作品、誰もがゆがみを抱えている…まあ相手が小林少年だからしょうがないとも言えるか?

二十面相見るのに使ってた動画プレイヤ/アプリケーション、あれ元ネタなんだろうね。割と細かいトコまでカッチリデザインしてあって、いかにもありそうな感じだった。シークバーの読み込み表示の灰色部分、あれがなめらかーに延びてくのがちょっと違和感あったくらい…って、ウチみたいなADSLじゃなくて光回線だったらあんなもんなんかな。