弱虫ペダル

弱虫ペダル GRANDE ROAD・8話。利用するだけしといて広島は去る。残った集団が色も無くモノクロになってんのがもう、カッスカスな心象風景として面白い。いやいやダメだ自分は先頭に戻らなきゃならないんだ、誰か協調してくれる人は居ないものかしらと焦る小野田さんであるが、唯一の該当人物が「超ニガテ」タイプの荒北さんであり…というお話。

話の流れとしては小野田さんが中央なのだが、でも今回の主役はやっぱ荒北さんやよね。彼が小野田さんを認識し、そして彼を並んで走るに値する人物であると認めるまでという回だ。あとついでみたいにマナミさんも居てんですけどね。オンオフが極端だがノった時には凄いってキャラなんだけど、このこの局面で…ってのはイマイチしまらないなって気はします。まあまだレース三日目も中盤ではあるのだが。

荒北役の吉野さんがノリノリヤンキー演技を披露してて非常によろしい。知的な役もイノセントなキャラもイケる人だけど、こういうチンピラ演技も上手いんだよなあ。あとは待宮の関智にーさんですが、こっちも実に堂々としたやな奴で心地よい。原作で見てた時は「ちょっと薄くて中途半端なキャラだな」という印象が正直あったんだけど、演出と演技のおかげでキッチリとした「小物悪役」になってて感心したり。追いついた時の「エ―――!?」がグッドすぎました。