弱虫ペダル

弱虫ペダル GRANDE ROAD・9話。荒北さんVS待宮さん、ヤンキーチンピラ頂上対決の巻。なんかしょぼい響きだがまあいいや。とりあえず、追いつかれてそのまんま敗北ということにはならない感じの待宮さんであり、回想シーンまで入ってもう一梃子入れある状況ではあるが、それを見てもどうにも決まらないのはある程度しょーがない。むしろ、原作での印象を越えてここまでちゃんと「ウザい敵役」として成立しているってのがとても感心するところ。演出と声優演技の力は大きいってとこだろうな。

そう、今までも言うてきたけど、関智一の確かな演技力。まだ若くてキレイな待宮くんの時、人心を惑わすペテン師の時、キレて本性(?)表した時。それぞれにキッチリと正確な演技プランをあててきて破綻が無いってのは流石プロでありますなあ。「敵じゃあないのォ!」の所なんか、表情作画のイラつき加減も相俟って最高にウザい。いい顔だよなああのシーン。

ま、待宮さんの抱えていた怒りの原動力ってのはほぼ逆恨みそのものであり、こればっかりは映像で見ても「いや、それは福富さんは関係ないだろ…」としか言えないのですが、そういうよく判んないキャラというのは伝わりましたですけどね。それにしても荒北さん側も、20メートル勝負みたいなもんわざわざ付き合わんでもいい…っつーかそれ前提の話に乗っていちいち驚かんでもいいとは思うけど、そこらはレースマンガのノリではありましょう。さて、原作ではこのあとで回想シーンだが、その内容は既に前期でやってんだよなアニメの場合。次週どういう形で処理すんだろね。