ぎんぎつね

ぎんぎつね・4話。お父さんから「家族が増えるよ!」と言われてお父さんの再婚を思いアレコレ小言をするマコトさんは、なんとなく女の子っぽいなあとか思ったりした。さあその家族ってァのが新キャラ、サトルさん(男の子)とハルさん(神使のおガキ様…ってったって80歳だが)のお二人である。どうやらワケありなご様子で、ハネッカエリのやんちゃさんなハルさんはともかく、マコトさんたちの歓待にはあまり応えず他者への関わりを閉ざした風のサトルさんは少々気になるところ。

さて。彼の孤高ぶりは強い意思からのものではなく、家庭環境からくる弱さの発露であると判明する。ま、あのめんどくさい(擬似)ご家族を相手にすりゃ誰だってああなるわな。そんなこんなでサトルさんはさっさと独立したいワケであり、そうなると一緒にくっついてくるハルさんとの関係が微妙になる。お互いつながりも深いであろう二者が、心ならずも反発しちまうという定番の危機。さ、ここで節介焼きのマコトさんがどういう風に干渉してゆくか、っちう感じでしょうかね。

相方であるサトルさんに拒絶され、「自分は邪魔者なのか」と涙ながらに訴えるハルさんのシーンはなかなかのメロドラマであり、ちょっとうるっと来たりした。気丈で生意気なお子さんが、その意気足らず折れてしまう瞬間ってのはやっぱ、心にクるものがあるねえ。80歳だけど。…デザイン的にも動きとしても、ちんちくりんでコロコロとしたハルさんは見ててほほが緩む。かわいいですよね。80歳だけど。