ぎんぎつね

ぎんぎつね・3話。アバン、銀太郎の相方であった神使・金次郎さんについてチラリと語られる。銀さんとは特に険悪な関係でもなく、彼が出てったことにはいま少しドラマがありそうであるが…このメカクレイケメン狐さんのお声に井上和彦、ますます夏目を思い起こさせることになりました。しかし流石ヴェテラン、ニャンコ先生モードとも斑モードとも違う落ち着いた演技で魅せることだ。…この辺の声だけ聞いてるとBLドラマみたいだな。まいいや。

本編は迷い亀の神使を軸に、人と人ならざるものとの歴史を語る話。何だかんだで仲良く喧嘩するようになった船橋さんとユミさんとの会話において、人を見続けている揺籃としての「街」を提示し、それに類する具体的な姿である神使たちの様相をつなげてくる。基本的には今までどおり、地道で地味なお話なんだけど、それだけにちょいちょいとした機微…今回であれば狛犬コンビとマコトさんとの時間に対する差異の話とか、そういう所が上手いこと染み込んでくる。うん、じわりと面白いよ。亀を祭るのは松尾大社の系列ですよとか、おもろい話もあったりしてね。いや「まつのお? どんなんだ?」と思って検索してへーって思ったんですけども。

銀ちゃんは今回もちゃんとマコトさんに振り回される無骨漢としての萌え役もこなしておられて律儀だなあ。上でBLぽいとも言いましたが、全く全方位にあざといお兄さんである。デートめんどくせえとかいいつつほほ赤らめてんじゃありません。