RDG

RDG レッドデータガール・9話。学園祭に何故か戦国ゲームやりますよ、ちうのでまたぞろめんどくさいことに巻き込まれつつあるイズミコさんである。姫と武将のコスプレ役が必要だというイントロだけで「あ、これ結局イズミコさんがやらされちゃうな」と判る親切仕様。結局コスプレしたイズミコさんに小姑のごとく小言を言うてる相楽さんと、それに対してプンスカとスネてるイズミコさんの仲がよろしいったらありゃしませんな、とか言うてたら急に姫神になったので急遽デートとなる話…ですか? まあそんなような。

イズミコさんはどこか消極的で被保護者的な立場であった自分をなんとか脱したいと思っている。でも他者は自分ではなく「姫神」の方がメイン要素だと思っているようなフシがあり、そこにイズミコさんはいささかの違和感と疎外感を持っている(相楽パパはその辺隠そうともしないしね)。一方の姫神様は人外扱いに倦み、只の人間としての行動に楽しみを見出している。ヴェクトルの方向は真逆だけれど、「人」への指向は双方とも同じものなのだな。ラスト、相楽さんが人として呼びかけ選んだのがイズミコさんの方であったのは象徴的。ま、主役さんでござんすしね。

姫神様についてちょろっとネタバラシあり。大昔の半神とかそんなんじゃなく、未来世界で人類を滅ぼしたモノが時を遡ってのーずいだけで生かされていた、とか何かエライことになってきた。こんな大仰な設定なのに特に大きな力点を置くでもなく相楽さんとの会話の中でサラッと触れちゃって、相楽さんはそれよりイズミコ戻ってこいの方が大事だったり、まあつまりはそういうジャンルのお話であるな。いや次回大騒ぎになるのかもしれんが、とりあえずは。