RDG

RDG レッドデータガール・6話。宗田さんとこにお呼ばれ、その後生徒会の合宿にお呼ばれというダブルお泊りのイズミコさんである。その中において宗田さんや生徒会、あるいはこないだぶっ飛ばされた高柳さんなどの学園内におけるパワーゲームについて明かされたりする。「決戦」による勝者が世界遺産認定というアドバンテージを得るとかその判定者が生徒会でそれは極秘だとか、ちょろちょろと設定が語られるものの、どうもハッキリとした理解がおっつかない。これは根本ではなく表層から事象を得ることしかできないイズミコさんの視点でもあり、なんか知らんうちに勝手にお話が走ってゆくおいてけぼりな感覚もそうなんだろう。

例えば。宗田のマユラさんはパワーゲームの勝者となるために相楽さんの力量を測ろうとする…まあその、言うてみればマウンティングで上下をはっきりさせとこかってなもんだろうが、これって流れによってはイズミコさんの姫神様の事情がバレちゃったりするかもしれんワケだな。とは言いつつ「バレたらどうなるの?」ってなことも今のワシにはよう判らんことでもある。一事が万事そういう構造になってんのはある程度意図的なんだろうけど、やっぱモヤつくことではある。そういう曖昧なとこも楽しんでくれっちうこっちゃろか。

フルーツポンチのリキュールで酔っ払っちゃうイズミコさんはかわいい。それに至るまでの前段階、BBQパーティ見ながらもっさもっさとポンチ喰い続けてるという、どこか天然っぽいハズれ方が彼女らしい。んで酔っ払ったまま宗田のマスミくんと何やらヤらかしてんのですが、あの辺の「明るい夜の庭に二階の窓からふわりと飛び降りる」という夢っぽい描写がちょっと良かった。うん、ああいう夢ある。