モブサイコ/アキバ冥途戦争/うる星やつら

モブサイコ100・5話。神樹内にてVSエクボ。この機に乗じて念願の神になろうとするエクボは悪霊そのものではあるのだが、その一部にはまだちゃんとモブに対する仲間意識がある。モブから見れば歪んだものではあるけれどね。この非現実な状況下での二人の組み合い、力だけではなく言葉のやり取りも含めて、何となくどこか一点に収束しそうな方向性はほの見えるんだよね。モブがエクボの「本音」を聞いた時がそのキッカケになるだろうか…って流れでの「Tシャツだせェ!」に笑ってしまった。そりゃそれも本音だろうけどさ! あとさりげなくツボミさんを高嶺の花でモブには釣り合わないと言うてるけど、まさにそこがモブにとってエエトコではあるんだろうなあ。

作画的にはテルさん・フェイクエクボ・霊体エクボ・神エクボとアクションシーケンスが豊富でエフェクト的にも見どころが多く、熱がこもってて楽しい回でした。

●アキバ冥途戦争・5話。冒頭からなごみさんのきったない叫び声が堪能できるサービス。サービス? これ毎回のリカーリングギャグでいいのかな。ともあれ本編はカツカツの状況下でおひねりちゃんをおひねり出す為にってことで、嵐子さんのお誕生日イベントを画策するなごみさんたち。ただそれだけの発端から状況が二転三転することにより、最終的に系列店にカチコミかけて皆殺しの上売り上げをかっさらうに至る。…なんで? というお話。店長頭抱えてたけど、そりゃまあねえ。次回ただじゃすまんよなあ。あと特殊エンディングで嵐子さんの萌え萌え極低音絶唱あり。すげえなサトリナ。

今回は誕生日がらみでサプライズパーティってことなんだが、仕込み部分でみんなから塩対応されてるとこでなんかフツーに悲しくなっちゃった俺。だってみんな基本的に根がヤクザもといメイドだし、ひょっとしてマジで嵐子さんたち嫌われてんのかしらとか思っちゃったしさ。良かったね! 次回ただじゃ済まんけどね!

うる星やつら・4話。イケメンハンター・クラマ姫登場。今の目から見ても、だまくらかして一夜の契り≒一発ヤらせようとするとか「一回限りのあと腐れ無し!ヤリ得!」とか、結構な角度で攻め込んでくる話だわな。クラマ姫自体は割といい性格はしてんのだが、この作品のゲストキャラとしては「まだ」マシというか、性格的に破綻してるとこは少ないんだよね。面堂としてはこの辺で手を打っといてもよかったのでは? 知らんけど。

クラマに水樹奈々は事前情報あり、割としっとりした声域のコメディ演技でよし。されどお供の烏天狗ども、長老の二又一成も然りながらヒラ天狗が平川大輔下野紘興津和幸・奈良徹。4人ひとまとめでバーターにしていいようなキャスティングじゃないよなあ。初代が飛田展男・先代が龍田直樹なのも笑いましたけどね。すげえな。