RDG

RDG レッドデータガール・2話。何だかんだで一緒の学校に通うこととなったイズミコさんと相楽さんであるが、やはりお互いあまり相性は良くない。そんな中、どうやら強キャラらしきお母んと会わなきゃならないことになり、修学旅行先の東京にて落ち合おうとするお二人。釘宮声の謎のクラスメイト・ワミヤさんが陰で糸引いてんのかと思ったら、何だか知らぬ黒い者は相楽のお父んであったという。ついでにイズミコさんは(やはり)強キャラの「姫神様」の憑依体質だということが判り、彼女に対する態度とか見るとお父んの忠誠は一応明らかっぽくはあるが…うーん、まあ、怪しいよねやっぱ。

てことで、ある程度までイズミコさんがらみのギミックが明かされるまでの話。上記の通りまだまだ不明なところもあるけれど、まあ一応ね。基本的にやっぱし地味なお話ではあるんだけど、雨の東京で逃げ回る中怪異の主体が姿を見せる辺りのどんよりしたホラーっぽさはなかなか出色であったな。そらまああんな演出されちゃあ、その後で相楽のお父んでしたと種明かしされても素直に喜べんわなあ。あと都庁展望台でのモブたちによる、ソコハカとない不安感描写とかもよろしかった。

お母んからケータイが届いてそれを相楽さんに持ってゆくシーン、イズミコさんの心急きな様子をかたっぽだけ淹れた紅茶カップのカットを挟むことで表現してんのが控え目ながらエエつなぎだったな。この回というかこの作品、人物だけじゃなくこういう象徴的なモノをワンクッション挟むことでつなぎとする演出が上手いような気がする。つなぎって意味では、あまりソリの合わなかったイズミコさんと相楽さんの、ケータイを手渡す手のシーンをアップにしてるのもよし。ケータイ越しのこの時点での繋がりが、後の直接手つなぎシーンへのタメとなっちょるワケやね。サブタイ「はじめての手のひら」っちうワケだ。