若年層における交通インフラと娯楽について

●GW真っ只中、この時期は毎度すさまじく仕事が忙しいのだけど今期は輪をかけてめんどくさく、よそんとこの業務まで降ってきてもうへとへとさんである。ただでさえ繁忙期なのになんでワシこんなとこまで遠出せんならんねん、と馴染みの無い路線の電車内でフラフラしてると、後ろの方から中学生らしき数人の会話が聞こえる。英語の複数形がどうのこうのと勉強会話してたから中一とかその辺でしょうな。しばらく英語の授業について話してたが、そのうち会話は拡散し始める。

「お前何人友達居る」「何人かなあ。ええと激友と親友と…」「げきゆう?」「親友よりもっと仲いいヤツ」
へえ。激友っちうのか。
「一番が激友やろ、んで親友、友人、彼女、知り合い」「彼女って友人の下なん」「そりゃそうやろ。男は友情やで」
熱いねえ。知らんけど。
「でもそのうち激友とも別れんねんで」「なんで」「大人になったら仕事とかで引っ越すやろ」「そうかな」「俺は引っ越す。大阪行くねん」「いやー、別に大阪とか行かんでええやん。あんな人情味の無い大都会」
大阪ってそうなんだ…。知らんかった…。
「それにいつでも行けるやん大阪とか。電車で」「アホかお前、大人になったら電車とか乗らんわ普通」
すんません大人なのに電車乗ってて。ちうか今、チミの周囲大人ばっかしやで。
「じゃ何乗んねん」「ベンツやベンツ」
その認識もどうかと思います。
「それでも俺は大阪行くわ。あそこアニメ一杯入るから」「アニメ? 幼いなあお前。ポケモンとか子供向けやん」「アニメ他にもあるわ…ナルトとか」「ナルト大人向けか? あんなんが?」「お前ナルトバカにすると○×先輩キレるで」
ここで駅に到着、少年たちは降りてゆく。

…勉強になるなあ。ナルトはバカにしないことにしよう。○×先輩とやらにボコられたら困る。