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RDG レッドデータガール・3話。修学旅行から帰還、一緒にドタバタしたことで多少の吊り橋効果もあったもんか、お互い多少は普通にお話できるようになっているお二人さん。イズミコさんは人見知りするお人やし、相楽さんを身内として認識しつつあるってことでもありましょうかね。そんな状況をハタから見つつ、一人ヤン状態でモヤモヤしてんのが釘宮のワミヤさんである。常に顔にカゲがかかったり逆光だったりと「タダモンじゃねェぞ俺」オーラを纏い、実際生半の者では太刀打ちできない呪力パワーを持つ彼であるが、その実態はイズミコさんが不用意に行った「舞」によって降りてきた人外の化生である。さあさあどうするイズミコさん! っちうね。

ワミヤさんに対して呪力や腕力ではなく、まずは言葉による調伏、次に舞による昇華、という手段で対処するイズミコさんが実に「らしい」。外見はともかく人の器としては強い/あるいは強くなる人なんですよ、ってな要素が垣間見える話ではありましたな。…力ある者の舞によってこの世に形と方向性を得、また舞によって元の様相に戻ってゆく、という流れが何か説話的で面白かった。またこの舞のシーンも、あーいろいろと取材したり工夫したりしたんやろな、ってな手間が感じられる濃い目の味わいでよし。執拗なお花の絵はちょっと別な意味で面白くなりかけてしまったが、まあこれはワシの感性の問題。

その辺クリアしつつ、最後は新たな学園を舞台とすることを示してシメ。次回から本格的にお話の始動ってとこですかね。まずはルームメイトの快活お嬢さんがどういう役回りとなるかってとこですか、さて。