マジェプリ/ヴァルヴレイヴ

銀河機攻隊マジェスティックプリンス・3話。プロパガンダ的お仕事を軽く失敗し、なんかこー世界の人気の雲行き怪しいザンネン5たち。身体検査でその辺の疲労やヘコみは無いとされつつも、一応メンタルケアを慮ってリゾートで水着でゴー、っちうお話。中でイズルさんだけちょっと不安点はあるそうだが、まあその辺も主人公限定イヴェントみたいなもんよ。…でかちちタマキさんの特性が「ただただ丈夫な体」ってのが味わい深い。ああ、やっぱこの子はバカなんだ。よいことである。

その水着シーンはかなりの取ってつけた度合いでありなかなか高ポイントです。メガネとでかちちの二人が特にザンネン具合が突出しててよし。一方のイズルさんとこれまで地味な役回りであったケイさんはそれぞれ主人公/ヒロインポインツを稼ぎ中。何気に「この戦いのために記憶消去されている」という重たい話が出てきたりして、大丈夫何のかしらこの子たち。あとアサギさんは胃痛。あんたはあんたでオイシイなあ。

後半のバトル、補給基地叩きの簡単ミッションかと思ったら敵の精鋭でしたの巻は、主に参謀次官のアマネさんがどうにも無能っぽいのを見せるためのシーケンスっすな。ははあ、このままどんどんとザンネン悪名がとどろいてゆくってのが話の流れとなるのでしょうか。最後の最後でタマキちゃんが危機一髪生死不明! みたくなってたけど、まあこのヒキなら大丈夫じゃろ。シリアスとギャグの両方とも盛り込んでるっぽいので万全とはいいがたいが、まあね。うん、今んとこいい軽娯楽作品だと思うよ。面白いや。

革命機ヴァルヴレイヴ・2話。先週ゾンビっぽくなったハルトさんはそれだけでは済まず、敵イケメンリーダーのエルエルフさんを噛んだ拍子に精神まで入れ替わっちゃってさあ大変。なんかすげえ不思議な設定だが、これがメインロボのシステム、あるいはこの世界のギミックとも関わってきそうな感じはするな。まそれはともかく、ジャンケン連敗によって仲間たちに本人と認めてもらったハルトさんは、この手の主人公らしくヘタレ属性と同時に思いつめ属性も発揮しつつどんどん邁進する。ラストの「自分がバケモノになっちゃったのでもうショーコとは付き合えない」という悲嘆はちょっと「浸りすぎ」な気もするが、まあテンプレとしてはありだろか。

そ、ショーコさんはやっぱり生きていた。けどハルトさんみたくゾンビ化したり敵側に付いたりってなこともなく、割と普通に復帰してきましたね。その横で虎視眈々とヒロインの座を狙ってるっぽいサキさんも興味深いが、やっぱ立ち位置として俄然脚光を浴びておるのがエルエルさんでしょうなあ。無慈悲でニヒルなテロリストとして出てきたかと思えば、自分が知らんうちに祖国の裏切り者になっちゃって濡れ衣状態、直後のエンディングで「僕じゃない」…ってな流れが面白すぎる。このまま素直に主人公サイドにつくとも思えんが、どーなることやら。OPでもハルトさんとシンメトリーに配置されてるし、しばらくは対立的キャラとしていくのだろうな。

メカシーンは承前でよう動く。主役機ヴァルさんはなんだか知らんがゲージ666でV-MAX/トランザム/超サイヤ化、ってな趣向はようあるアレだけど、そのアクションがハラキリってのがまた狙っとんなあと。あと今回ゲストのMAみたいの見る限り、ドルシア軍の制式メカってのは基本上半身だけっぽいデザインなのかな。そういや技師連もヴァルさん見て人型だってのに注目してたっけか。…敵が上半身メカってのはオーガスの反対っすな。そのうち下半身だけメカとかも出るのか。

まあ、てなとこで。1話見てちょっとどーかなーとか思ってたけど、なんか予想外の方向で興味が乗ってきた。主にエルエルさん方面。うん、ちょっと追っかけてみよう。