ガルガンティア/ちはやふる

翠星のガルガンティア・2話。杉田声の相棒AI・チェインバーさんのサポートを得て、原住民との膠着状態から少しずつ脱しつつあるレドさんである。ここでも冷静な軍人さんとして、過度に無謀だったりバカだったり乱暴だったりしない、マトモな対応を模索していることに共感を覚えますな。でもまあ、海賊襲来でエイミーさんに助けてくれと言われて「交渉材料だ」とみらいへいきで一瞬のうちに敵を殲滅しちゃったのはその…うん、多分逆に引いちゃうんじゃないかな原住民さん側としては。その辺は次回以降か。

さて、どうやらしばらくはこのガルガンティア集積艦が舞台となりそうね。カルチャーギャップというかファーストコンタクトというか、お互いの価値観の相違によって生まれるドラマってのはいつの時代も定番ネタであり、面白さも期待できそうだ。何よりワシ、このガルガンティアみたいなゴッチャゴチャした巨大空間ってホンマもう、大好きなのよこの日記でなんべんも言うてるけどさ。ここに住んでる人たち見るだけでメロメロになるよ。ワシもここで暮らしたいよ。いいなあホンマいいなあ。

…えー、閑話休題。ここまでの歴史的には、どうやら地球が全球凍結した際に宇宙へ逃れた組と残った組が分かれたっちうことのようですな。原因は太陽の活動異常ということらしいが、その辺にも何らかの伏線があったりするのだろうか。ま、その辺はおいおい。それにしてもやっぱし、これ面白いわ。何より上記のギャップネタ、レドさんが海や空を目の当たりにした時とかエイミーさんたちが超テクノロジに触れたときとか、それぞれの側からの驚きがちゃんと感じられるし、また視聴の楽しさにも繋がっている。こんな感じで続いてくれれば言うことねェなあ。うんうん。

ちはやふる2・13話。千早さんは一旦流れをつかみかけるもすぐにまた奪回され、その後は一進一退のジリジリゲームとなってゆく。流石に強豪校にしてエース存在、生半のことでは勝てるワケもない。モメようとして結局失敗したりとそこそこ迷走した後、千早さんはそれでも逢坂さんに追いつくことになるのだが…っちうね。

ここに及んでやっとこ逢坂さんの心情が描写されることになる。それにより彼女の強さと背景を見ることができるのだが、同時に弱さの一端(チームメイトでも彼女の心情がイマイチ判らない)もチラ見える。物語上この時点から逢坂さんは千早たちと同じレイヤーに並べられた、と言えるやろかね。話の流れで主人公たちに勝ったり負けたりする機能だけの存在ではなく、対等の立場で応酬する「キャラクタ」としての存在。…逢坂さん、チームメイトよりも対戦相手の千早さんとの方が(戦いを通じて)もっと判り合ってた風なのがちと面白い。格闘家は拳で語れ! みたいな。みたいな。

結局その弱点も、チームメイトとの交流によって変化しつつあったりしてさあどうなることやら。千早さんが言うところの「メグムちゃんは(熊先生の居なかった)私だ」という言葉が決着に響いてくるか否か。この作品、勝ち負けフラグの工夫がハンパじゃないのでねえ。まあここで千早たちが負けることは無いとは思うけど、まだ一つ二つ波乱があってもおかしかないからなあ。うむ、次週待ち。