エウレカセブン

エウレカセブンAO・19話。ゲネラシオン・ブル社は今や風前の灯、親会社から見放され世界の軍隊からも孤立する。元々不穏な関係性だった連合軍との対立が決定的となったキッカケってのが、(遠因はあるにせよ)お互いにあまり関係のないトゥルースさんの八つ当たり攻撃だってのがなかなかに酷い。ちうかトゥルースさん、自分がシークレットだってことがそこまで意外かェ? 少なくともただの人間じゃないのは明白だし、「あー恐れてたけどやっぱなー」辺りが妥当なとこじゃなかろかしら。黒と赤の謎攻撃手段もってたしさ。いいけど。

崩壊寸前のゲ社を前に、アオさんたちは尻に帆かけて逃げなければならない。そんな状況でまだ、クォーツ求めて襲い掛かってくるトゥルースさん。時間稼ぎとしてブラン父ちゃんが定番の「ここは私に任せて先に行け」シーンを見せつつ退場するのだが、定番シーンとはいえタメとテンポがしっかりしてて良いクライマックスになっていたな。巨大な鋼製ドアが「融合爆裂」でゴン! と歪む絵がハッタリあってよろしい。…ま、トゥルースさんは次回予告でしっかり登場してきてはんねんけどね。それはそれとして。

エレナさんの浮ついたキャラの理由とか相変わらず胡散臭ェナルさんのエピソードとか、その辺の描写はソツなく問題なくってとこ。あと何だ、連合軍のメカのデザインがなんか良かったなー。色と相俟って結構な禍々しさがありますよ。あのフレキシブルな腕とか、ルパンのラムダみたいでかっちょいい。