エウレカセブン/ニャル子さん

エウレカセブンAO・7話。トゥルースさんのドハデな襲撃に割となすすべの無いゲネラシオン・ブルである。まァね、ゲ社にしても他んとこに攻めに行ったり防衛に行ったりする組織じゃろし、こういう襲撃は想定してないやんね。とまれ、思うさま蹂躙された反撃に飛び出すアオとニルヴァーシュだが、トゥルースはニルヴァーシュの上に立ったまま彼らに襲い掛かり…ってとこで…。

後半は何故か時と場所が飛び、今の沖縄本島の状況。アオの姿を借りたトゥルースに対し、アオではないと知りながら「あなたとなら飛べる」と言いつ付いてっちゃうナルさん。久々のヒロイン(なのか?)登場と思ったらいきなり敵側についてしまった状況であり、アオさんも知己境遇に恵まれないお人ですよな。

結局その辺りはある種の白昼夢なのだが、どうやら劇中現実もそのようなことになっているようだ。実際このシーン、夢や幻覚とするにはどっかヘンテコな構成で、全体のうちアオ視点でないシーンが大勢を占めるという妙なことになっている。真実という名を持ちながら外見は多相極まりない彼の能力…現実の視点をも多相にしてしまうことができる、ってことか? 何やよう解らんが。

んでもってエレナさんがミラーという名で別活動している(んだよね?)描写が出てきたけど、さてこれもどういうつもりのギミックなのやら。うーん、まだちょっと先行きの方向性がつかめないな。

這いよれ!ニャル子さん・7話。海で水着でゴー! 後編。今回は旧支配者からの干渉などもなく、割と真っ当に日常回。つーかやっぱしそういう話の方が明らかにノリがエエよな、この作品。後半はいつものウザかわいさの「ウザ」部分を引っ込めて、ごくフツーにデートに臨んでるニャル子さんがかわいい。つーかラブラブかゆい。オチの一つでも付けるかと思ったら何もなし、エエ感じにシメたので余計にカユい。…それでも途中、秘宝館ネタを盛り込んでくるおっさん気質がニャル子さんではあるけどね。アバンの「一回だけ! 一回だけでいいから!」とか。

旧支配者からの干渉がないと書いたけど、ルーヒーさんは再登場している。どうやら首を切られて海の家に転職したようで。元がクトゥルフたこ焼き屋ってのはそれ大丈夫か? 中に入ってんのはホンマにタコか? と見てたらやっぱしマヒロさんだけがアイデアロールに成功して勝手に正気度を下げるのでした。INT高そうだもんな、マヒロさん。

今回もちょこちょこパロネタ挟んできているが、話の流れに鑑みて若干控え目だった感じではある。まその「パロディ少ないなと感じたら実は気づいてないだけだった」ってのはよくあることでしょうけどね。*おおっと*で鉄山靠をカマすウィザードリィ八極拳のワケ判らんコラボはちょっとおもろかった。この場合は八極拳というよりバーチャかな。…特にヒネった脚本でもないが手堅い話運びだなあ、と思ったら桜井弘明絵コンテでした。こういう「コメ」側に振り気味のラブコメ展開は上手いものですな。