エウレカセブン

エウレカセブンAO・5話。沖縄を発ちアオさんが向かった先はゲネラシオン・ブル本社である。スカブコーラルやらシークレットやらの問題に対処する特殊組織のゲ社であるが、内部から見たその組織状況は案外と開放的で明るげな雰囲気である。けれど、アオさんの視点からはどこか、ちょっとかみ合わないというかチグハグな肌触りを感じなくもない。多くの部分は「既に出来上がったコミュニティに入ってゆく部外者」という要素によるものだろうが、残りの部分は不思議ちゃんたるエレナさんによるワケ判んない扱いによるものである。…何考えてるか判らないお姉さん、いい…のかな。まいいや。

今んとこ視聴者の視点はほぼアオさんと同一、この状況をどう扱っていいのかイマイチ判断できない、っちうところ。アオさんの方にもこのゲ社に居るべき強烈な目的は希薄だし、「キミはなんのためにここに居るの」と言われてもそら困るよな。どちらかと言えば追いたてられた先にニルヴァーシュという誘引要素があったから、とまあその程度のものだろうし。これから具体的な目標理由ができてくるのだろうか。あるいはなし崩しに世界状況に巻き取られてゆくのだろうか。さてね。

先進的組織であるゲ社だけど、外からの見た目はなんかヤケに継ぎはぎでゴチャついててワシ好みだな。欲を言えばもっともっとカオティックな、明るいところと暗いところの格差がスゲエものだったら良かったのに…ってそれではちょっと主人公属する正義の組織じゃなくなっちまうか。