エウレカセブン

エウレカセブンAO最終話…と言っていいのかどうか。あちこちに回収されていないネタも残っており、明らかにまだ続きのあるようなシマイ方である。それとは別に最後「ホランド声のレントンという名の男」の登場で前作とのつながりを持たせ、一応の区切りっぽくはなっているけどね。

あんまし終わった感じがしないってのは上記の通りなんだけど、人間関係的にはこの1話で割と整理が進んで落ち着いたな、という印象ではある。特にナルさんね。中盤からこっちとてもとてもスピリチュアルな方面にキャラ振っててどうにもとっつきにくかった彼女だけど、スカブコーラルの力に「自分の欠損だと思っていた要素が逆に補完であった」と喜んでただけで中身は変わってませんでしたヨ、というエクスキューズが与えられた。…うん、まあ、それで今までの超然とした態度が全部チャラになるまでにはちょっと天秤がつりあわない気もすんだけど、それでもアオさんのラブがらみの誤解に「そんな風に思ってたのォ!?」とツンケンしてるとことかは普通にかわいかったしね。ツノも単なるアクセサリでしたしね。てかアッサリしてんな!

一方のトゥルースさんは順調に悪役の坂道を転がり下ってんだけど、これがラスボス形態/ラスボスキャラであるとするにはちょいとパンチ不足な気味はある。その辺は今秋の「完結編」待ちってとこでしょうか。手も足も無い奇形のダルマみたいなメカを駆り、およそロボアクションとはかけ離れた空中転がり特攻カマすあの「異形ぶり」はなかなかキャラ立ってたんだけどもね。

●総評…ってったってなあ。まだこれ終わってないからなあ。とりあえず完結編とやらを見てからにするか。うん。