エウレカセブン

エウレカセブンAO・12話。どっちを向いても宇宙、ってことで今回のシークレットとスカブの出現位置は低軌道上の宇宙空間である。軌道へ上がる描写や宇宙生活の様子等をサラリと済ませているのがちと残念だけど、尺にあわせるためにはまァしょうがないとこですな。とまれ、宇宙でのミッションとなると危機の演出もよりどりみどり、その上どうもアオくんの人間としての存在意義まで揺らいできてて大変ですな…ってとことで月光号・オリジナルニルヴァーシュエウレカっぽい人、とこのタイミングで出てくるのはなかなか劇的。無印エウレカとの関連性とかはワシにはもうよく判んないので、流れるままに見てくとしますかね。

然るべき装備のない状況での大気圏突入を、エウレカセブンらしくサーフィンで回避するってのが面白い。サーフィンでの大気圏突入は古今例のないことである…って検索したら、映画マクロスFジョン・カーペンターのダークスターでやってたようですな。しかしカーペンターのおっさんはサーフィン好きだな!

宇宙の「バックアップ」役を担うチーム・ハーレクイン。リーダーの「ママ」を筆頭に、各人有能でデキた人たちなんだけど、どこかチームとしての方針やカラーが異なるという…うん、あからさまな台詞や態度を使わないのに、「急に別の支社に赴いてきて既存のコミュニティに入り込みづらい」っちう感じがよう出てるな。こういう微妙な違和感は上手いものだ。あとナルさんはすっかり「当面の敵のパートナー」っぽい位置に据わってますけど、エウレカさん(っぽい人)も出てきた今、キャラ立ち位置的に大丈夫なんでしょうか。ま、アオを助けたような描写からして、エウレカさんとはそない思想の方向性が異なっているワケでもなさそうだが。どっちにしてもトゥルースさんを「やっぱり優しいよあなたは」と評してる、その背景が死屍累々…という生々しい絵面見る限り、ただのヒロイン位置じゃないのは明らかっすけどねえ。