偽物語/宇宙海賊

偽物語・9話。ツキヒちゃんのお話は今回も続…かない。ちうか先週に引き続きお話自体がほとんど進まない。こないだはえろ歯磨き、今回はえろ肩車とえろセクハラ(何だそれ)で30分経過してしまった。何度も言うが、ワシは別にそれでも困らない。ただただ冗長で衒学的でレトリカルなバカ台詞が横溢してて、バカだなーと楽しんで見られればそれで割と満足である。…ま、ワシが色々気にせんでも何かかんかでストーリィは整えてくるのでしょうけどね。


そのストーリィの一環として、今回は二人のお嬢さんが状況に割り込んでくる。怪しげな京都弁を操る細身の女性・ヨヅルさんと、無表情でキメ顔をするちっこい女性・ヨヅキさんのお二人。ああ、ロール見るとそれぞれ余弦と余接なのね。いかにも「雰囲気だけで名づけました」っちう感じですけど、まあそれはそれで。ちうかこの先正弦とか余割とかいうお人が出てきたりするのだろうか。三角関係の能力だったりして。関係ないんだろうなあ。


ま、その辺の新キャラは説明として必要なことではあれ、物語のサワリとしては重要ではない。上記の通りやっぱしその、台詞・シチュエーション・作画・演出のどれもがいちいちえろあざとい肩車シーケンスが聞かせどころではあった。それにしても流石に、今シーズンのアララギさんはうざったさが増し気味ではあるのだけれども。まいいや。


モーレツ宇宙海賊・9話。我が海賊船に乗り込んできたグリューエルお姫様の捜し求める、黄金の幽霊船。それは星間航行の初期よりコールドスリープ状態にて宇宙をさまよう移民船であった。まァ真っ当に考えればその移民たちを救いたいってのが目的なんだろうけど、さて…お国のその他の勢力が何故か姫様の妨害に走るのは何故なのやら。雲の上のゴタゴタした世界は判らんねえ。


とまあ巨視的にはそんな感じの情勢ではあるが、微視的には姫様が授業の代返を依頼したりチアキちゃんがチアキちゃんチアキちゃん言われたりという日常である。台詞や行動のディテイル、一つ一つがとても楽しげでよろしいんだよねえ。何というか、上の偽物語とはまた違った方向で「ああ、原作が文字媒体なのだな」と思わされる。それくらい、ダイアローグの受け答えが心地よく構成されてるなーとか思ったりしてね。


あとはヨット部面々の再登場が嬉しいね。相変わらず、隙がありつつもよく出来た人たちの集団であって面白い。…主にヨット部たちしか出てきてないけど、このガッコって他の皆さんも同じくらい曲者ぞろいなのかしら。空恐ろしい集団やでェ。