ファイアボール/えん魔くん

●新番組・ファイアボール チャーミング。前作はリアルタイムで見ておらず、後追いで見始めて楽しんだクチ。さてメカデザ一新で再開の本作であるが、会話のテンポやどーしよーもない内容はそのままに、何やら少々ストーリィへの指向性が見られるようになってますな。ラストに出てきた潜水服みたいなん、あれが人類かしら。…OPの年代表示が気になって検索したら、どうも今シーズンは前シーズンのプリークェルにあたるようで。…ふむ、てことは今回の「人類との仲直り」は失敗するってのが未来なのよね。寂しいよね。あとサブタイの「ブートストラップ連続体」って、無限にお話立ち上げを続けるってことですか?


とまれ。デザインの変化は初見時は違和感あったものの、動いてみればちゃんとお嬢様かわいい。ツインテじゃなくて…なんてんだろこの髪型…いや髪じゃないけど、ともかく後ろにぐんと伸びたエイリアン風頭部が感情とともにぴこぴこ動くのがツボった。ゲデヒトニスは…ゴツうなりましたな。いいけど。


ひょっとしてデザインの変化は、今シーズンのラストにぶっ壊れて新たな(=前シーズンデザインの)体に変わるってことかしら。などとまあ、色々思いつつ視聴継続。つっても2分の番組じゃァそうそう感想も書けないでしょうけどね。とりあえずお嬢様かわいい。


●番組開始にかこつけてのさかさま文字。ファイアボール チャーミング、で回転対称。

すげえ読みにくいので「これがフでこれがアで」と解読してください。一応本家ロゴに似せる努力はしたんですがね。


ついで、こっちは前作のヤツ。読みにくさはどっこいどっこい。情け知らずね。


●新番組・Dororonえん魔くん メ〜ラめら。昔見たアニメ版は子供心になんか怖くて(特にED)、それ故に印象に残ってはいる。さて今回のアニメ化は米たに監督にキムタカ絵という、ガオガイガーコンビによるリメイクである。…必殺技がゴルディオンハンマーなのはこれ、そういうつながりなのかな? それとも原作マンガにあった要素なのだろうか。ちょっと検索しても出てこない。まいいや。


冒頭からオイルショックだのインフレだのドッチラケだの、濃厚な七十年代臭…というか、ちょっとわざとらしさが過ぎててスベり気味なぐらい。妖怪に追われるシーンで「やめてけ〜れ」とか卜全ソングが流れたときは流石にキツかったっす。ま、そんだけこの時代の要素が一つのネタとなるくらいに熟成された、ってことなんだろうけどね。とりあえずこの作品は今んとこ前作アニメのようなジメッとした怖さはほとんどなく、そんな感じの他愛もないコメディ…と永井的ちちしりぱんつなお話である。テンポ良くて軽妙なので見やすいが、しかしやっぱ70'sギャグはもちょっと控えめでもエエかな、って気はする。


キャスティングは一言で言って豪華。というかこんな配役をポロリとネット上で言うたら「ははは何て浅慮な奴だ、君そんなアニヲタ一年生みたような素人臭い配役があるかい」とか返されそうな感じ。子安や勝平はもちろん、のとまみや川澄辺りももう「演技と人寄せの見込める中堅スター」ってな役所になったんやなあ。あと今回の敵妖怪の石丸博也起用みたいに、毎度々々ゲストも豪華にいくんですかね。ちょっと楽しみ。


てことで、割と気構え無く楽しめそう。継続してみよう。