ファイアボール

ファイアボール チャーミング・9話。何やらチェスっぽいゲームを挟んでのお嬢様とゲデさんである。語られるは亡きお父上の話、あまりに完璧な統治であったことによる人間の叛乱のこと。故にロボットたちは故意に「完璧でなはないもの」として振舞うことを決定する。…そのテストケース、あるいは結果の一つがお嬢様なのだろうか。そらもうお嬢様ときたら、完璧さとは程遠いすっとこどっこい加減がどうにも愛らしくチャーミングな存在だから…チャーミング…ハッ! こ、これは一体!?


とまあわざとらしい気づき芝居はともかく。今シーズンは殊更に「背後に横たわる重そうなテーマ」を垣間見させる要素が多いのだが、ここにきてその性向はさらに強くなってきたかなって感じ。まあ本作のことだ、仕込むだけ仕込んどいて結局バラさない、っちうスカしも大いにありえるのですがね。それはそれでよし。…んでもって小ネタもいろいろあったのだけど、例のチェスっぽいゲームはあれ、なんとなく旧い記憶が残っているぞ。コマを配置したらコマの窓から数字が見える…はて。♪くるりくるりと数字が変わる、変わる数字で手が決まる。…検索したら「デジタロン」っちうゲームがあったとの由、CMソングだけ憶えててゲーム名はすっかり忘れてましたよ。ははあ。


あとお嬢様は足し算するのに指を使ってましたが(当然人間ではおっつかない指の動きではある)、アレはアレでデジタルコンピュータってことになるんですよね、という過去のネタ。デジタルって「指」っちう意味もありますからね。