未来のためにボクらができること

●健康診断でいろいろ言われてしまったワシであるが、つくづく人間はまだまだ進化の余地があることだなあと思う。脂質糖質塩分など、つい摂りすぎてしまうような諸々の食物ってのは要するに、それ喰うと快感情が発生することが根本なのだ。てことはつまり、ワシらの進化の過程上それらは「是非とも欲しいがコンスタントに摂取できるとは限らなかった」ものだからこそ、貪欲に貪欲に求めるタイプの個体が進化で有利に生き残っちゃったってワケだ。しかし今それらの要素は周囲にあふれておる。殊更意図的に求めなくても口にする機会はいくらでもある。…現在この時点で、環境と個体の間にギャップが生じているのであるなあ。


だからほれ、そういう環境がちゃんと進化圧として機能するくらいずっと続いてしまえばそれにあわせて進化するだろうな、とね。人はファストフードや牛丼をほどほどに欲し、もって適正な身体形成と成長を行うことができるようになり、あまり口にする機会の無いようなビタミンやミネラルの類を含んだ食材に対して非常に強い渇望を覚えるようになる。ならば生活習慣病に悩むようなタイプの人よりも生存に有利となろう。


無論そのためには、マクドやら牛丼屋やらに数百万年程度は存続してもらわないと困るんですけどね。うん。…未来的世界にある牛丼屋さんっちうと、何やら押井っぽいヴィジュアルやなあ。