ノブナガン

ノブナガン・8話。進化侵略体の情報伝達速度が速すぎるってことで、パナマ運河辺りに大西洋と太平洋を結ぶトンネルがあんじゃねーかと推測するヴィドックさん。うん、このアニメらしいリクツっこきというか、結構独特の話のもってきかたするよねこの作品。やたら大風呂敷でもなくガチガチに構築されたリクツってワケでもなく、という。

それはメインイヴェントの巨大タコ型侵略体とのバトル構成にしてもそんな感じ。二本の触手と爆発個体と再生能力を使って戦い、その上でそれら全てを囮として本命の母艦を狙う…というタコ侵略体の戦術。これを話の主構成として提示してくるってのは、何がどうってより作者の趣味なんだろうな。妙なパワーの存在同士であれこれ戦いを模索するのが楽しい、っていうかね。うん判りますけどね。

先輩方が気付かないある事実に気づいちゃったけど、イマイチ自信もないしどうしていいかも不如意だし、というシオさんの気持ちは判りますわなあ。二の足を踏みがちなあの状況で、最終的に是非も無しと動くことのできる彼女はやはり逸材なのであろう。絶体絶命の瞬間に最適解、母艦の一部を撃ち壊して敵の攻撃をやり過ごすという選択ができるってだけでもスゲエお嬢さんですよね。ま、中身は信長だけど。

ヴィドックさんは実に石田彰らしい、あーこりゃめんどくせェキャラだなって感じでよろしいですねえ。いつかそのうち折れちゃうぞ、ってのが目に見えるようですが先のことは判らない。でも多分折れそう。