屍鬼

屍鬼・4話。原因は判らぬまま死者は増える。村の皆はなんとなく気付いているのかもしれないが、それでもまだパニックになるほどでもない。尾崎医師は公的機関への助力も視野に含め、更なる調査が必要だと感じている。一方で静信和尚は兼正のお嬢さんとの交流を深めつつあり。そしてとうとう、復活の死者が文字通りその牙をむく…。


人外となったメグミさんがナツノさんの寝所に襲来するシーンは、これはもう映像メディアならではの不気味さコワさがあってナカナカでしたわ。びっくり箱的なおどかしじゃなく、ひたひたと迫り来る異様な存在という見せ方がよろしいな。暗闇に浮かび上がる赫い赫い環のような目がひたすらにおっそろしィねー。…ワイアフレームの階段登ってくるシーンは正直、ちょっとだけ「プッ」とか思っちゃいましたけどね。そんな判りやすく説明描写せんでも、とか。


尾崎さんたちが現状を確認するために会議してるシーンは、とにかく女性看護師さんたちの冷静で的確な発言ぶりが印象的で、あーこれはプロっぽいわなと思ったりした。多分今後はこの「現実的な論理」が覆されてゆくってな展開なのだろうけど、その前提の足場固めとしてはシッカリしたシーンだと思う。ただ専門用語が多くてちょっと「?」とか思ったりしたけどね。これ、文字メディアだとまた違った印象になったのだろうか。…この専門的会話の中に、今後への伏線とかあったらちと困るかもしれんな。ほとんど聞いてなかったっすから、ワシ。