シャングリラ/東のエデン

シャングリ・ラ・8話。女囚クニコさん脱走編の巻。先週に引き続いて濃厚な監獄映画テンプレであり、なんか知らんがワシかなり満足したりした。死刑囚への面会差し入れのあっからさまに怪しい品々をそのまま渡すのはちょっとなー、一ひねりあってもエエんと違うかなーとは思ったけれど、脱走計画へ向けて各々の作戦がどんどん合流してくる展開は素直に面白い。


ラスト、脱走に協力した元ライバルたちは銃弾に斃れて全滅っちうシメ(クニコさんたちはそれを知らない…予感するのみである)とか、無常で苦い結末の付け方まで「んー、映画やなあ」って感じでしたヨ。男どもはバタバタと慌て、女どもは当事者のクニコさん・黒幕の五十嵐麗姐さんに至るまで全てドッシリと構えてる、という対比が最後まで貫かれてるのも統一感だな。中田譲治が女側に居るのも含めて、面白い。


紅茶にケチをつける五十嵐姐さん。リゼは要らん、モンターニュブルーにせんかいボケ! と叫んでMの人を悦ばしたりしている。…常から「アニメの紅茶ってば何故いつもアールグレイしかねェんだよ!」とブツクサ言ってるワシであるが、いざホンマモンの銘柄を出されるとちっとも判らんのでありました。口だけ野郎ねェワシ…ぐぐりましたよええ。チャイっぽいのじゃなくてフレーバーティーを出せ、ってことなのね。ははあ。


東のエデン・7話。ちんこきりのお姐さん、その一段落編。大杉さんと思われたマスクド野郎は別人であり、ちんこカッター嬢は最低男を始末するセレソンでありました、というお話。「間違いなく大杉センパイ」であると断言してたが、件の強姦魔が大杉さんの上着をパチったので間違っちゃった…ってことかしらね。退場するにいちいち大魔術使って去ってゆく五十嵐姐さんがなんか面白い。そーゆーのも一瞬で調達できんのな。


エデンたちの画像検索エンジンが糸口をつかみ、滝沢さんのセレソンケータイが強引に路を切り開き、でも真実はドンデンの反対側でした…という、かなりシッカリした構成になってて素直に乗ってしまった。さて、今後はこのゲームのプレイヤーたちを順繰りにたンねてってコアに迫ってゆく(ゲームと滝沢さん、双方のコアだな)、という流れになるのだろうか。ま、あんま素直には行かせねェでしょうけどね。


セレソン同士の大金使った贅沢バトルは単体でも結構面白かったが、このやり方で今後もっと大掛かりにもできるだろうな、という予感を持たせた雰囲気もあり。…あと、あのタンクローリーシーンはT2のパロディかな?