ライドバック/みなみけ

RIDEBACK・8話。リンさんがライドバックの戻れねえ道に一歩を踏み出す話。彼らは何ゆえマシンを操るか。世のため人のため、いや全然違うただ己のために。ライドバックに乗ることこそが世界の全て…という。思えば作品当初から感じられていた、リンさんの顕在化していない「エゴイズム」は、はたしてここで花開く要素だったのか。もしれんが、よう判らん。


キーファさんとのライドバックロンドシーンは、リンさんが今とは別の…そうねえ、大学生と居酒屋の世界とは別の、言わばエースパイロットとしての硬質なレベルに行ってしまう危うさが感じられるシーケンスだったな。フェーゴというスコタコターボカスタムみたいな特別なマシンに選ばれたリンさん。そんでも白いワンピースを着たままってェのがまた、彼女の特殊性なのでしょうか。


初登場時からどうもエエトコ無しであった三木軍人さんはどうやら「そういう人」っぽい役割のようだな。じゃそれでいいや。…にしても、実際の戦闘においてライドバックがイマイチ効果的に使われてるような感じがしないのは如何なもんか。あんなナリして棒立ち射撃じゃただのでかい的だよな。無論、キーファさんなどの技量を印象付けるためなのだろうけど、それにしてもね。


みなみけ おかえり9話。コタツにミカンにクリスマス…おお、季節が追いついて来ましたよ。てことで、お寒い中であったかい話をいろいろと。とりあえず中盤のクリスマス話のかわいったらしさがニヤニヤ気味でよろしかった。でっかい靴下作る三女さんとか、何をプレゼントしたものやらと思案する姉さん二人とか。毛糸の手袋はめて微笑む三女さん、っちう物語のまとめ方が微妙でよろしい。


当然、オチはホサカさんである。街のお母様方に大人気な状況ですでに可笑しいが、その後の妄想加減がとても気持ち悪い(誉めてる)。あはは、あはは、あははのは。気持ち悪い(誉めてる)。…次週は年末年始話か? アニメ前作で手打ちうどんもて山頂にて回り込み呵々大笑するエピソード、ぜひアレを越えて欲しいものであるが…ま、それは贅沢か? そうか。