寿司算

●スーパーにてパック寿司を買う。ほほう、2パックで580円のヤツにタイムサービスの二割引シールが付いているじゃないか。じゃこれ買おう。その他いろいろ買ってレジを済ませたが、何やら違和感があってレシートを精査すると…寿司の値段は「608円」となっている。うおいおーい! 割引して何で高ァなってんねーん! わーい! 


寿司パックの横を見ると「380円」とある。単品で買うとこの値段で、二つ買うと安くなって580円、っちうワケだ。どうやらレジの兄ちゃん、単品値段ごとに二割引処理をしたらしい。うーむ許せぬ。「たかが数十円」などという大らかな心なぞ持ち合わせぬワシだ、早速サービスコーナーに持ってって苦情する。


んでここのおっさんがまた、話の通りが悪い悪い。「はあはあなるほど、580円の寿司を二つ買ったと」いや二つで580円なんですって。「あ二つでね。じゃ既に安くなってるんですよね?」いやその上二割引なんですって。「あ二割引。じゃもっと安く買えたんですよね?」いやそれが何故か高く売りつけられたんですって。「あ高く。それはヘンですね?」だーかーらー最初からそう言うてるやないかーい!


何とか判っていただけたようで、売り場担当のおばはん呼んできて計算しだす。こっからがまた長い長い。ひとしきり電卓打ってから「えーとそんじゃあ、差額返金で500円と…」うぉーい待てーい! それは八割引やないかーい! いやワシはエエけどあんたら困るやろ? 「ああすいません、えーと判りました、580円の二割引で464円ですね。じゃあ580円から464円を引いて…」わーい待ーてーい! ワシ既に608円払うとんねーん! 608円から引かんかーい! 


結局寿司二つ買うのに30分を費やした。なんかもう、へとへとでごんす。店を去り際にちょっと振り返ると、サービスコーナーにて店員さん集まってプチお説教会みたいンなっとる。もう好きにしなさい。とほほ。