とらドラ/銀魂

とらドラ! 19話。クリスマスパーチーにてあれやこれや盛り上げた後、一人で自虐的慰撫モードに入る虎子さん。そこに竜児さんが乱入し、もっかい盛り上がってからエエオチでシメ…るかに見せて盛大にビター方面に振るシナリオが何やら面白い。おっさんたるワタシがハタで見てる分には「くァー! 若いのォ! みんな若くてエエ感じに苦悩しとんのォ!」とキリキリするのであるが、それはちょいとジジイ臭い見方に過ぎようか。ね。


とにかく…竜児さんとクシエダさんをくっつけようと躍起になり、成功しかけてからテメエの本性に気付き(その期に及んでさえ、好き嫌いじゃなく「頼っている私」と微妙に表現が甘い)、裸足で夜のおんもへ出てきて号泣する虎子さんがどうにも幼くて痒くてダメちんで、愛らしい。苦い思いで竜児さんに引導を渡すクシエダさんも、フラれたと自失する竜児さんも痒っちい。…んで、今んとこ一番ビンボ籤を引いてんのが「大人視点を義務付けられている」が如きカワシマさんですな。うはは、今後彼女はどう爆発するのだろうか。


ちちくらべ状態で歌を歌うカワシマ/虎子アイドルコンビのシーン、あんまりゴリゴリと主張しないがエエ感じの作画、になってんのがこの作品らしいテイストでしたな。あのシーンよりも、なりふり構わず表へ飛び出す虎子さんとか、言い辛いことを目を伏せて言うクシエダさんとか、そんなシーンの方が遥かに気合入った絵に見えるバランスもそう。…んー、なんか楽しんでんなァワシ。うははは。


銀魂154話。夜王銀河万丈との戦いは続く。圧倒的でムチャクチャなパワーでもって他をねじ伏せる夜王さんであり、銀さんも花魁さんも血ィだらだら流して斃れていく。しかし夜王さんが嗤って吼えて喋る度に、どんどんと彼の世界が矮小となってゆくのはしょっがねェ。さ、あとはいつ吉原の天井が抜けるのか、っちうとこですな。


作画状況自体はちょいとだけ頼んない雰囲気はあったんだけど、流石に手を抜かないレイアウトやコンテ構成のおかげで割と濃厚な芝居になってた感じ。毎度ながらワシ的には台詞が構えすぎな雰囲気なんだけど、それもこの作品の味だろうしね。


…んでまあ、デジタル放送がどうのこうのという「大事なお知らせ」のどっしょーもねェ扱いにこのスタッフの心意気を見たりした。なんでまたこんなバカコントをシリアス本編とシリアス予告の間に置いちゃうかなあ! よーし合格!