いろいろ

キャシャーン Sins・15話。あ、アバンがルナ/キャシャじゃなくておまけにちょっと長い。てことで再登場の死神ドゥーンさんである。ズタボロになっても地を彷徨う彼と、キャシャリンが出会うことで何が起こるのか…って当然ながらバトルなんですけどね。


バトルシーンは毎度ながら冴えている。ドゥーンさんのジャック鎌攻撃は初登場時のインパクトこそ薄れたが、ドゥーンさん本体の無骨さとの対比が面白くてよし。また、常にスタイリッシュ(流血さえも!)なキャシャーンとの対比もあるな。戦い終わって生き残り、そして地の果てまで這ってゆくドゥーンさんは…しばらくは生き残りそうではあるな。


守るべき者ができることで発生する弱さ。リュウズさんはそれを「弱さではなく優しさ」だと言う。ストレートに「強さ」と言ってもいいかもしれない。多分、何らかの代償を要求する強さのような気もするが。とりあえず「守られること」でなんだか弱っちくなってるリュウズさんは大丈夫か。ま、今まで気を張り詰め通しだったからねえ。


とらドラ! 15話。メガネ叛乱の巻。今までちょっとずつ掘り下げられ、またその背景もチラチラと見えてはいた二人の「目標人格」たちが深化を進める話。当然ながらメガネさんが金髪になって色々と悩む(しかしその悩みはできるだけ転化/変化させられている)のがメインだけど、クシエダさんの方もちょいと生々しい存在感を見せ付けてきましたよ。うん。


カワシマさんの二面性の「裏面」をして、それこそが最後の希望であると言うクシエダさんの視点はちょっと面白い。まァ物語の舵きりである程度どうにでもなる要素だけど、価値観の逆転としてかなり効果的だなと思いました。


そして自分は何もできないと嘆く虎子さんが唯一できること、それはバッセンにての連打連打である。それは言うまでもなく、無駄な行為だ。しかし無駄でも無為でも徒労でも構わない、自分にできることがあるならば…それで少しでもメガネさんの笑顔が見られるならば。うん、このおセンチな青春描写はエエねえ。途中の正座談義はちょっとカユかったけれど。…さて、次週以降どないケリつけてくれるのか楽しみにしよう。


銀魂150話。ガキを救い仲間を救うために銀さんは颯爽と登場し、そしてどーしよーもなくヘッポコな下手打ち地獄に陥るのである。自らを(演劇的に)救う姑息なアレコレが次々と潰れていく様がどうにも可笑しくて参った。ダメ状況をどんどん「無かったこと」にしてゆく卑怯な銀さんに、ちゃあんと合わせてくれる敵のツギハギ姐さんの侠気…女気に落涙したり。


そしてそんなヘボコントから一転、今作未曾有の大物敵とのバトルに入る展開が熱かったりした。銀河万丈は先週言うたし大塚芳忠の危ない存在感も素晴らしいが、今見たら神楽さんの兄さんも神楽さんの中の人と関わりの深い方だったのね。…ワタシはゼロもシャナも中途退出したので、どっちかっつーとケンコバ似の酒屋息子さんなんだけど。まいいや。とまれ、一連のバトルは「ああ、こいつら本気でヤバい」という雰囲気が満点でよろしおした。


…ま、でも、個人的にはバカチンな銀魂の方が好みではあるんですけどね。こういうテイストも欠かせない、ってのは理解してます。ええ。


●てことで正月改変期、視聴アニメ本数を勘定したがちょっと…多いなこれは。うーん、何か削っていきたいが…どうしよ。多分第一候補はガンダムさんだなあ。ちょっと、見辛い。