屍姫/RD/ケメコ

屍姫 赫7話。それにしても夜のシーンばっかしのアニメだなあ。たまには白昼堂々と出て来いやァ屍さんよォ。雰囲気作りは判るけど、各話印象が似すぎててちょっとボンヤリしてきてるぞワシ。歳だからな! てことで今回は選民思想ブロガーさんのお話。「私たちはヒーローじゃない」「俺は正義のヒーローだ」という対比が判りやすく提示されてるのが妙に親切ではある。てェか某バレルの主人公もこんな感じではあったな。ごめん言い過ぎた。


その間に割って入る「俺に出来ることなど…」のオーリさんがどうなるか、ですな。姫側の「ヒーローじゃない」という言い方は、昏い面を有する必要悪としての汚れ仕事ですよってこったろうが、俗世を毛嫌いしつつ一番俗物っぽい杉田ぼんさんの選民思想を見ると、両者に差異はあまりないのかもしれない。さて、ね。


今回はキャラデザさん御自らの作監であってとても豪華な画面…ではあるが、ちょーっとムチャな演出があったりもしたりした。ものすげえアクションでチェイスしながらの会話がソレっぽい緊張感を欠き気味だったりね。あと、ラスト近辺の定番なギャグ顔/ギャグ描写もちょっと唐突だった印象。いや、抜くこと自体はエエのですが。


RD 潜脳調査室25話。お、おおお。ついに発生する大爆発ですよ。なんかラストっぽいなあ。しかし「ウソ800」みたいなクシマさんの最後の切り札が残っている。ラストチャレンジが超大深度へのダイヴってのがこの作品らしい。さて、ハルさんは世界を救いクシマさんに会うことができるのか…という。


ラストイヴェントを控えての、ハルさんとミナモさんのディナーデートがかなり本格的な恋人会話でちとのけぞったりした。ハルさんも体力戻したら積極アプローチなのなー。回春は人類の夢ですし、まァ頭の中身はまだ若いし…ってそれでもロリ志向であるのは間違いないが。ミナモさんのミリキには勝てまへんな。


前半の日常とデート話の確かな手触り、後半のディザスター描写と深く深く潜ってゆく圧倒感、双方ともとても骨太な演出で見てて引き込まれる。演出は岡村天斎か。なるほどねえ、こういうとこでエエ仕事するねえ。


…えー、あと、プールシーンが毎度ながらの破壊力で参る。ユキノさんの腹肉! あのしわ! 段! 素晴らしい。あとあの水泳先生の名前って「来園寺凛子」なのか。こんな名前で声が三石琴乃で出番は一瞬。多分この人は別の人生ストーリーでの主役キャラなのだろうな。あーあと、世界異常降雨ニュースでの「サハラ砂漠の雨森さん?」にちょっと吹いてしまった敗北感。


ケメコデラックス! 7話。夏だバカンスだ水着話だ! に行かずに風邪引いたイズミさん話でご一席。何だかんだで仲のよろしいイズミさんと三平太さんは微笑ましいが、にしてもイズミさんってあそこまで三平太ラヴなのな。じゃくっついちゃえばエエに…ってまあ、ケメコさんという擾乱要素が発生したので余計に意識しちゃってるのでしょうけど。


ちょっと気になったのは、三平太さんのVSイズミさんのシーンとVSケメコ(エムエム)さんのシーンがネタかぶり気味だったとこ。似たようなツンデレ対応なんだもんな。それでも、情感とバカテンポ、双方の気合がこもった演出はかなり楽しめたのでした。暴走ケメコさんをシーンごとムリヤリストップさせるあのテムジン(お約束)乱入のタイミングとかねえ。


…ちうか、イズミさんのヤケクソ気味なちちゆれサーヴィスはとてもサーヴィスではあるな。それでなくても今回は冒頭の一人照れてるイズミさんの表情変化のヴァリエーションとかモノロォグ時の子供風景とか、結構目を引く作画が多くて楽しかったのだが、門之園恵美とか和田高明とかいうメンツが作画にいましたよ? すげえな。あと千和さんの演技はますますバツゲームに近くあり、大変だなあと思いつつ感心する。よし。