いろいろ

●粛々と行くぜ。おりゃァ!


屍姫 赫5話。屍と世のカラクリを少しだけ知ったオーリさんは、しかしまだ兄と姫との世界と「仕事」には入れない。パンピーとしてはあったり前ながら、しかし何やらモヤモヤするオーリさん。それは兄からの疎外感もあるだろうか。そこへ巨乳ロリアホ毛リボンという「萌えキャラジェネレータ」で自動作成されたような転校生がやってきて…という。


この新キャラ山神さん、ローアングルの脚とケツ部分から登場するという判りやすくも効果的なキャラ。当然の如く裏のある人であり、屍姫だからまァいきなりスパルタンになっちゃったりすんだろうなー、とか思ってたら…確かにその予想は当たってたが、作画がいきなり今石になるとは意表突かれまくった。げわあ、作画が走るパースが踊る。夜でありかつ「心情的に昏い」シーンなので画面全体の明度が低いのが残念至極、よう判らんぞ。線だけくれ線だけ。


山神さんの声。鼻にかかった媚び声がとてもリアルに「惑わしアイドル」っぽくてちと聞きほれる。中村知世さん、という方ですか。…ああ、リアルアイドルさんなのねえ。これはちょっと良いキャスティングかもしれぬ。あと今回の異形である車妖、一軒普通の車だが、能力展開時やらダメージ時に内臓的な内側が出てくるのがキモかっこよかった。


RD 潜脳調査室23話。クシマさんはハルさんと同じ原因で昏睡しているようだ。彼の不在を持ってジェニーさんはその意思を全うしようとし、書記長さんはその流れに対して戸惑いと悩みを感じ始める…という。ここにきてエロ大人物の書記長さんがずんと掘り下げられてきましたな。彼女が決意をするキッカケがミナモさんの若さにあるのはちょっと面白い。若いにせよ歳にせよ、そういう変化が可能なのが人ってワケだ。


…でも、ミナモさんとの会話のあと、鏡の今の自分に若い姿を幻視する…ってのはベタ過ぎだと思うよ露出狂姐さん。


そういう経験の積み重ね話題に、ちゃんとホロンさんの要素が絡んでくるのも卒がない。ソウタさんが新生ホロンさんを見る眼差しにそれが出ているよな。そ、もっかいやり直せばよいのだ。冒頭のホロンさんの微笑、何かアーティフィシャルに見える絵なのもちょっと上手い。


クシマさんのAIに召集されて飛んできたミナモさんとハルさんが、何も判らないのに「急用って何だろう!」つってちょっとワク気味なのがエエな。ここで「きっと良いことだ」と思える信頼感が温かい。あと、ちちもまれたのを警戒して喋りかけられた瞬間ちちを護るミナモさんも良かった。ちちとか。


のだめカンタービレ 巴里編3話。千秋さんの活躍を見、言葉には出さぬものの何となく置いてかれ気味の寂しさをかこつのだめさんである。そして登場のシュトレーゼマン。彼の存在(とダメスケベぶり)は状況に何をもたらすか…という。


他所様の感想見てて「確かに展開はチャッチャとしてるかもしれんが、原作知らぬワタシにとっては別にそれほど気にならぬなあ」とか思ってたが…展開早ッ! その上前回からのつながりも悪くて、ああ、これは確かに「あれ、ワシ一週見そこねた?」とか思ってしまうな。話自体は面白いと思うが、どうも状況にキャラが引っ張りまわされてるようでちと忙しないやな。


音楽以外ダメ人間のようでホントにダメ人間であり、でも不意打ち的タイミングで要釘を打ち込んでいくミルヒさんのキャラが相変わらず良い。千秋さんの行状をして「みっともない」と言う言葉の選択センスがキャラだよな。


喰霊-零-5話。折り合いの悪いお二人さんをラヴラヴ大作戦でアレコレする話。ま、仲が良くないったって視聴側からすれば「あーあ、仲良く喧嘩してんな」てなもんなのですがね。…ビンタ合戦からボディブローへ移行する対戦風景はちょっとアレでしたが。


てことで基本的には要所での軽さもある軽コメディ。役に立つようで全然ダメ臭い上司姐さんとか、なれぬ色仕掛けでテンパりっぱなしの魅力満載秘書姐さんとか、脇キャラの動かしかたがちゃんとしてて見やすい。バカ作戦会議での北原ルパン風だったり北斗風だったりする黄泉さん絵、というギャグとかね。


そういった諸々の気のいい要素が、1話2話の救いようのない話へ行くのだろうな、という前提を折節思い出させる。この多層性は確かに狙いどおり面白いのかもしれんなあ。今んとこは「まだるっこしいな」ちう感想も割と先に立つのだけれど。あと、お家のゴタゴタで新登場のお嬢さんはこれまためんどくさそうでよし。


今日の5の2・5話。毎度の如く小クエストの集積話。本日はワシ的には一本目だなあ。相原さんというキャラがなかなかワタシ好みで、不思議でマセてて要所をボソっと一言でシメて、でも弱点は割とあったりする。脇コチョの笑かしあいになった時のエロモードもよろしいが、彼女がヒマなときにやってる一連の行動がかなりツボりました。意味も無くペンを立ててたり、木目をなぞってたり、パラパラマンガ描いてたり、消しゴムカスをまとめてたり。エエね。一応相手の行動に乗ってあげてるのもなんか良い。


あとは…アレだ、その、水着を着け外しする能力としては、皆さん海底科学よりも進んだトポロジー技術を持っておいででありますね、と岸和田博士ネタ。女子の水着にもああいうメソッドがあるとは知らなんだ。