れーしっ君

●ここ最近身近で二人程レーシック手術を受けている。アレだ、目の水晶体いじって視力上げる手術。各々全く関係のないとこで連続してそういうの聞くと「ははあ、世間的にはちゃんと定着してんのね」と思えますな。


その知己に一体どんなもんなのかと尋ねてみれば、麻酔してからまず角膜をペロンと剥がすだの、レーザで施術はじめるとジジジジ言うてケムが上がるだの、なんか聞いてるだけでもう、その、ねえ。おまけに目の手術だから何かかんか見ないワケにはいかない。「角膜剥がしたときに視界がズレた」ってェのは結構キますな。


ワタシが日本版OMNIやらQuarkやらを購読してた頃だからもうかなり前のことだが、海外の医療紹介記事か何かで当時の水晶体手術について書いてあったんですな。確かソ連のケースだったと思うが、当時のこととてレーザなんか使わない。水晶体の形に合わせたおわん状のスタンプを目に押し当てる。スタンプの内側には放射状に鋭い刃が付いており、よって押し当てた水晶体にはその形にスパパパパっと切れ目が付く。そして水晶体の形状と屈折率が善きようになる…ってこれも相当怖ェよな、と思いましたよ。


…にしても、屈折率変化を発生させるための方法ってのが、切ったり削ったりってだけなのはちと心配。いや、当たり前っちゃそうなんだけど、なんかこう、方法論的に引き算だけというのが一抹の不安感を誘ったりするのだ。足し算的な施術ってのも無いもんかしら? ってそれはつまりコンタクトレンズだわな。都市伝説で、コンタクトレンズつけたままで溶接作業してたら溶接カスが目に飛び込み、眼球とコンタクトが溶着しちゃった…ちうのがありますが。うう、怖や怖や、っと。