鉄腕バーディー/狂乱家族日記

鉄腕バーディー DECODE・5話。二大勢力に分かれた星間抗争、テロを抑止するための潜入操作…とまあ、なんかいろいろとめんどくさそうな宇宙人事情話である。複数種のエイリアンたちがウロウロしてる悪所酒場なんてェのは惑星大戦争とかのオマージュでもあろうが、モノがアニメだけに何となく映画版のクラッシャージョウとか思い出したりして。あと同じく川尻版映画のレンズマンとか。…宇宙人たちに意外とバラエティが無いのがちと残念ではあるが。


とりあえずやたらとダイジェストな展開は素直に「もったいないなあ」と思った。要素だけが並んでるような余裕の無い展開も然りながら、曰くありげな柚木姐さんとの因縁やら「大事の前の小事を看過せねばならぬ」と若本に言われて納得のいかねえ状況やら、尺さえあればもっと余韻や割り切れぬ感情を出せてもおかしくないんだけど。事情はあろうが、やっぱもったいないや。


「大学出(笑)」のアヌビスっぽいテロリストに大塚芳忠。なんか最近、ちょこちょこワンポイントゲストでお見かけしますねえ。楽しそうでよろし。アクションシーンは如例にアイキャンディなの…だろうけどノ、ここんとこテレ大とサンテレがイマイチ受信悪くてノイジーでねー。あーもう、残念だ。


狂乱家族日記16話。えーとうーんと、世界の人々が動物化するのでライオンさんがガッカリする話。毎度の「必要充分に少し足りない」説明のまま爆走するというフォーミュラなのだけど、今回はいつにも増して展開が飛ぶ飛ぶ。なんか新手のモンタージュ理論を見てるよな、一歩踏み外せば実験作品のような。


とは言い条、滅茶苦茶たくさんの要素が盛り込まれてるワケでは無いんだよね。とにかく「何故いきなり子供探しに? ていうか探したら探したでほったらかし? そして豚レースはどこから出てきた?」とまあ、必然性という言葉が荷物まとめて国に帰っちゃうが如き展開がアレなのだ。そこを含めて楽しんでってちょうだい、ちう作品なのでしょうな。…未だに付き合い方の間合いを計りかねてるオッサンなんだなあ、ワシは。


…ってええ? 続くの? こんな調子で2話以上の分量って、ホンマに大丈夫か?(主にワシが。)