ペルソナ/コードギアス

PERSONA - trinity soul -21話。身内被害は拡大する。ノッポ刑事さんが無気力症に罹り退場し、ジュンさんとカナルさんがさらわれる、そんな状況にあっても冷静に…あるいは冷酷に語り行動する緑川さんを殴るシン兄ちゃん。しかしそれは、彼と行動をともにする時に周知のことではあった。殴られることをもコミでそれを受け入れる緑川さんが男前であるな。


ここに至って一気に崩壊の進むマレビトたちが痛々しい。各々非常に重たいバックボーンを持ってるのは明らかなので余計にねェ。毎度ながら色んなことを呑み込んだまま、自己犠牲っぽく囮になるジュンさん…いや、ユキさんががどう動くかだな。何となく、マレビトさんを含めた皆を救おうとして失敗しそうな気はするが。


演出やら作画やら、まだドハデな雰囲気は抑え目なものの(それは次回以降かしら)、どちらへ行ってもアカンことになりそうな閉塞感はよく出てたように思う。…ま、話の設定がめんどっちいくてよう判らんのは毎度のこっちゃけどね。もう細かいとこは気にするのヤメました。うん。


コードギアス 反逆のルルーシュR2・8話。ゼロの人は撤退を決意する。それがユフィとナナリーの意志だから。しかしッ! その引き換えに百万の民を譲り受けるぞッ! …というまあ、要するにムチャな設定の話である。事前にどの敵にも知られずに百万着のゼロ衣装を作って配って説明して従わせる…という、これはハナから合理的な裏付けを諦めて「な、こんなけバカ派手なスジ作ったんだから大概のことはそれに免じて目を瞑るようにネ!」という作り手側からのメッセージ。それに乗っかってあげられるかというと…うーんうーん、微妙なとこだなあ…よし! まいいや。エエんかい。


百万の「さまよえる日本人」を逃がすためのギミックがハバクック氷山空母とは、これまた微妙なとこを突いてきますなあ。それこそ「こんなもんが接岸してくる前にさっさと気付けや!」てなもんだが、仮想戦記での定番要素たるこのバカ船を出してきただけでちょっと嬉しいワシも居るので困ったものだ。てことで、日本人たちとともにお話のほうもどこへさまよっていくのかよう判らん状況になってきましたが…次週は「今週は落とします、ルンルン」と、とり・みきみたいなことになってますのな? ですな? もういいから適当にがんばれ。


…あー、とりあえず、ゼロの衣装を着たままヴィレッタ先生の元を去ってゆく扇さんがバカっぽくも哀愁があって良かった。何だその「さようならブリタニアの人」は。あとは井上喜久子さん。何だそのちちの谷間服は。ロイドさんの趣味かテメエの趣味か。