バンブーブレード/ARIA/銀魂/狼

●…っとと、BAMBOO BLADE・20話は録画失敗か! てことでゴニョゴニョのコソコソで何とか視聴。タマさんブレイバーに会うの巻、ついでに新キャラ登場の巻。遊園地のアトラクションにワックワクしながら臨んだり、特撮番組のことを一訊かれて十答えたり、タマさんは結構オタ気質(それも周囲が見えなくなるタイプ)でごんすな。まァそんなけ一所懸命なりゃこその試合集中力なんだろうけど。んで、おうちにそのブレイバーがやって来る理由である「父が殺陣師と付き合いがあるから」ってのはすげえ納得。上手いギミックやんな。


アトラクションについてそれほど知識はないが、部分的にチープながら上手く盛り上げる演出とか映画宣伝に繋げるインタビューとか、なんかリアルだし面白いよなあと見てたらタマさん&新キャラがオトナげねえ! 子供主役のクイズショーに本気参戦かいな! ちうか特撮ファンの方にとっては「本編じゃないアトラクション」ってどういう扱いなんですかね?


新キャラの敵ライバルスキーなクールお嬢は坂本真綾だったのか。それは気づかなかった、っていうかそれなら対決シーンで歌っても良かったのでは、とまあそう簡単にもいかんか。あと周囲公認の空気野郎たるユウジさんは置いといて、部員の皆さんがちゃんと(一応は)キビしい先生の部活指導に付いてってるのは偉いもんだと思った。何だかんだでみんなエエ人なんだよな…ミヤミヤも。


ARIA The ORIGINATION・8話。アテナさんが記憶喪失になる話。キオクソーシツなんていうのはほぼ物語上でしかありえないギミックであり、ついでに言えば昨今では物語としてもその効力を失ってるような気がせんでもないのであり、要するに狂言であるのは話の当初から臭っていたのではありますがね。最大のトリック(?)である「アテナさんがテキパキしている」の種明かしが「頑張ってたから」ってのはずっこけましたけどさ。


というわけでまァ、そういう仕掛けについてはあんまりツッコまんでおきましょか。今回は相手を想う余りボタン掛け違えちゃう師弟コンビの様子を楽しむお話なのだから。それにしても、本気でアレをやられたら普通はその後ギクシャクしそうだけどな。それほどにアリスさんの孤独感と遣る瀬無さは濃厚に出てましたぜ。「ウチホンマはウソついててん」の告白シーン、ドキドキしちゃいましたよ。エエ人ばっかで良かったね。


という話に和田高明(と伊藤郁子)が大参戦なのでなんかアンバランスなほどに画面の贅沢度が高まってましたわね。細かい仕種、場面の切り取り方、どれを取ってもリッチ極まりなかった。その中で一番スゲかったのが「バナナですっ転ぶアテナさん」の絵だってのがまた贅沢と言うか。そこまでドラマチックに演出すんのんか!


銀魂95話。嗚呼美しき哉キン肉バスター的愛情表現、ちうお話。冒頭かなりの時間を費やした弁護師銀さん/ハガ検事の丁々発止のやり取りが、内容がキン肉バスターだけにまァったく無意味に終わっちゃうのがとても気持良かった。マダオさんも感心してる場合じゃねえぞ? そして話はキン肉バスターで幕となり、ここに大きな円環は閉じる。お見事…なワケはない。バカだなあ(褒めてる)。


前回からのハイジ的心象風景ネタはギャグとしてイマイチピンと来なかったのだけど、よく判んないまま異様にエスカレートしてものごっついホラーになっちゃうのには参った。何だあれ。ほとんどベルセルク使徒じゃんか。あと裁判終わってハガ検事が「他にやり方を知らないもので」とか、エエ話で終えようとしているのが何かムリクリで面白かった。


狼と香辛料8話。良き羊飼いソーサレスを狼ガードとして雇うロレンスさんである。さてその脇でツンツンしてんのは誰かいな…というお話。ホロさんも折角長生きしてんだからその程度の小娘くらい鼻であしらっちゃいなさいよ、とは思うんですけどね。齢三桁を数えてもそういう稚気な悋気があるってェのがこの神性のミリキでやんすか。…弁が立ち理に克つツンデレってのはめんどくさいぞ。その上美酒と美食に目が無いときちゃ最悪だ。良かったなロレンスさん。


中原麻衣の羊飼い娘さんは一旦退場、そして武具商売に関する裏の話でさて次回。毎度ながら割と繋ぎっぽい話ではあるが、毎度ながらあんまり飽きずに見られた。さりげない会話の組み立てに色々とディテイルが多くて楽しいのだろうかね。あと都邑の描写とかもね。


商館にて気の置けぬ歓待を受ける(って相手は一人だが)ロレンスのシーンはエエな。ホロさんの言う如く「行く先々に故郷がある」ってのは良いものだろう。…アトラスシリーズとかやってると、商館建設はホンマワクワクするもんなあ。要らなくなったらすぐ潰しちゃってごめんな。