銀魂/狼と香辛料

銀魂93話。冒頭からもんのすげえ凝ったウルトラパロディで開幕である。パロネタとしてはそりゃ定番でベタではあろうが、ここまで濃厚に濃厚に本家要素を構築されちゃあ降伏せざるを得ますまいて。あのぐるぐる回る「ウルトラQ」のマーブル模様アイキャッチ(と不思議音楽)の再現具合はどうだ。てェか本気で若人置いてけぼりの覚悟だな?


てことで本編はスペースウーマンと敵怪獣チェリー将軍との恋愛である。ヒーローモノの敵味方が恋に落ちちゃうというシチュは割とアリネタではあるけど、銀魂流のノリで描かれるとホンマにバカバカしくてたまりまへんな。後半何故か中学生ノリになるのもこの作品的で実によろしい。…そこに至るまでの怪獣モノ描写が案外シッカリしてたのも高評価にして落差の大きさの要素だよな。部屋や路地視点から巨大存在を映したり、怪獣デザインの元ネタが明らかであったり。…なんかセブンに偏ってるような気がせんでもないが。


スペースウーマンに深見梨加、チェリー将軍高木渉。…このアニメのキャスティングってエエとこ突くよなあ、毎度々々。


狼と香辛料6話。逃げる二人、追う刺客たち。そして二人は追い詰められる。ここで刺客たちを割って登場のクロエさんがシッカリと親玉オーラを出してるのがなんか面白い。別れてからの短期間に色々あったんやろかなあ。絶体絶命の中、イヤボーンの代用品としてホロさんがその本性を顕現させて…という。


今まであまり無かったアクションシーケンスが大登場であるが、引っ張ったにふさわしい気合の入りようで迫力がありましたな。地下隧道が舞台だけあって、本性ホロ登場シーンはその巨大さがよく出ていた。あと、ツメやキバじゃなくてその質量にモノを言わせる破壊力描写が凝ってました。ボゴンボゴン弾き飛ばされる刺客たちが痛々しいぜ。


一旦別れた狼と香辛料は再会し、そしてまた旅は続く…ちうことで、ここで一区切りってとこですか。正直経済がらみの話はアニメの流れで追っかけていくのがちと大変なのだけれど(多分ワシよう判ってない)、ま、そこは「そういうもの」で流し見でカンベンってとこで。