ガンダム00/ペルソナ

機動戦士ガンダム00・16話。三位一体トリニティガンダム登場。多分合体でもすんでしょーなこれ。ちうわけで、小西/浪川/釘宮、とこれまた豪華なキャスト陣でご登場の謎ガンダムマイスターたちである。ちと性格設定がありきたりで脇キャラ然としてんのが気になるが、梃入れタイミングとしては悪くはないか。しかし「本来の組織にも隠されていた別組織」ってのはアシモフの「ファウンデーション」を思い出しますな。


Bパートの総集編、ワタシは割とありがたく視聴したのですが皆様におかれては如何だったかは判らない。とりあえず他の人の目から見ても「アイツらマイスターたちはワケ判らん行動が多すぎるなあ」てな評価なのは安心した。あと、血の赫をした粒子散布状況に「どーやって帰りゃいいんだよう」という感想を漏らすコーラサワーは、やはり一服の清涼ドリンクさんであることだなあ。


PERSONA - trinity soul -・4話。自分たちを避け、冷たく無関心な態度をとりつづける子安兄。何かを隠している、何かを演じている。その裏の意図は結局明らかにされることはないが、それでもその理由はシンには判る。自分たちのためなのだろう、と。


ふゥむ、直線定規で引いたようにキレイな作品だねェ。何度も感想で述べたように、そういう特性はしばしば「冷たくて人間味が無い」という印象を与えることが多いのだが、この作品ではそれを逆手にとって、静的な世界の中に浮き彫りにされる暖かさ、曲線的なるものを際立たせていくように思える。


拒絶的な対応を続ける子安兄の台詞の「ベタっぽくなさ」など、手垢のついた表現を極力避けている丁寧な構築のおかげでもあるのだろう。…だからこそ、あのスタンド表現がイマイチそぐわないような気もすんだけどね。しょうがねえか。


弟さんの二重人格は心理的なものかと思ってたが、どうやら脳移植による器質的な原因を持つようだ。そういやこないだそんな本読みましたっけね。あと冒頭の兄弟くすぐり合い→「恥ずかしいものを発掘してやる」の流れはギリギリアウトだったと思いました。ほのぼのBGMのおかげで辛うじてギリギリアウト程度で済んでましたが。アウトかい。