歌は世につれ世は歌につれて四分三十三秒

●好みの曲を思い出しつつずーっと頭の中でリフレインさせてる時がある。場合によってはこういったフレーズが脳内から消えてくれなくて困ることもありますよね。ね。ワタシは音楽方面に関しては友人からとても残念がられるほどの無教養野郎でありまして、主に思い出す曲はゲーム音楽とかアニメサントラとか映画BGMとかそういうのですけどね。エエやん、それはそれで。


しかしその音楽的ダメさが災いして、ちょっと定型から外れた曲となるとちゃんと覚えてなかったりするのな。あれ? ストライダー飛竜一面初っ端のBGM(踏み込め!)の「でっでっで〜」の部分ってこのタイミングで合ってたっけ? とか、超兄貴のエクササイズ曲(フィットネス兄貴)冒頭の効果音で構成された部分が上手く繋がらんねえぞ? とか…って判りにくいですね。エエやん、それはそれで。


●小学校の頃に歌わされた歌がありまして、これがその学校の音楽の先生の自作曲だったのですな。歌詞はまあ「先生の恩を忘れるな」てな感じの教義もっさもさ歌でありそれはいいのですが、旋律の方が問題。どうやらこの先生は「作るとなったらおもくそ作りこんだんねん!」と考えたらしく、出来上がった曲は変調子や転調の寄せ集めみたいなおっそろしい代物。楽譜は音楽記号で真っ黒けっけである。


…小学校の頃に聴いた曲は大概ずーっと覚えてるものだけど、この歌だけはアカンかった。大体そんなもん、小学生に歌わせたらあきませんて。必死で歌の特訓してもムリですって。今どうしてはるやろなあ、あの先生。覚えてるのはそのムチャ歌のことだけだけどさ。