もっけ/銀魂/げんしけん/ガンダム00

もっけ11話。千と千尋というかかみちゅというか、年末年始に色んな神サンがやってくる話。彼ら自体は大人し目の描写ではあったが、ここであえて厄神に焦点を当てるってのがこの作品の本質ですな。大眼さん、ですか。針やら笊やら「目」のあるモノで繋がってゆく流れが面白い。


折節のしきたりと神サンたち。厄神もまた、その歴史の構成要素の一つである。人が忘れれば彼らも消えるが、その変化こそが人であり、また消えることこそ神たちの変化でもある、と。…ん、割とニュアンス勝負な所を上手く突いてきた話ではないですか。龍田直樹のちと怪しげな口調といい、「雰囲気を作るにはさりげなさから」というアプローチの見本みたいな話でした。


銀魂86話。沖田と土方の因縁には沖田姉が関わっていたのでした、という。この戦バカ二人のギャグ的ないがみ合い関係にも、ちゃんとスジを通そうってか。それは…確かに「通俗人情劇」としての銀魂らしい側面だけど、この要素によって妙にシバリが出来ちゃったりはしないかどうか。ま、そんなもんどーでもいーような話だっていくらでも作れるでしょうけどね。


たおやかにして病弱系の姉に島本須美、とかそういう所はハズさない銀魂ではありますな。当然ながら銀魂テイスツらしくタバスコフェチだったりするんだが。グラバーみたいな名前で西郷どんみたいな顔立ちの(多分)悪役っぽい人が中田譲治、これは次回以降の演技見てからだな。


げんしけん2・11話。ヲンナのコミフェスである。前半メインは笹原と荻上の初々しいコンビが初々しい様子を見せるとこなんだろうけど、ガイジーン組の様子とともにちょろっと荻上さんの過去のネメシスっぽい話が絡んでくるような構成。さて、この要素は次回ババンと出てくるのか否か。…荻原さんのモロな釣り橋効果ドキドキシーンはエエですな。そのあとすぐに落っこちて、んですぐスーにワケ判らん状況にされて、ホンマ忙しい方ではある。


後半はみんなで合流、お風呂シーンに突入。アンジェラよりも、荻上の跡をつかつかついて回るスーがなんか楽しい。ちうか、明らかにキャラ作ってらっしゃるのだけれどそれがよく彼女のニンに合っている感じ。「貧乳はステイタス」とか、積極的にネタをアップデートさせてるのはちと感心した。あと、ちちとかしりの割れ目近辺にピンポイントで覆い被さるガード湯気が妙におかしかった。あと、英語でならぶっ掛けも精子も放送オッケーなのか? それでいいのか? そうなのか。


機動戦士ガンダム00・12話。マリア様んとこの国がエライことになりそうな話。刹那さんがこの国の出身者(クルド人みたいなのか?)なので久々に主役っぽく動いているのだけれど、行動パターンは今までの焼き直しに近いのであまり話の牽引力は無い。まァ前回までのバトルとムチャなサプライズの串団子状態と比べちゃアカンですね。にしても刹那さん、世界相手に一戦交えようかって人が「マリア様って誰? …ああ、あの娘か」程度の知識ではまずいんと違うか?


とまあそういう辛気臭そうな話の裏で、やたらはっちゃけてらっしゃったのが我らがグラハムさんである。ロックオンのスナイプを大加速で避けた時のGのかかり具合が頑張っててカッチョ良いなあと思ってたら、その後の台詞は「げんしけんかこれ?」って程のガンパロ台詞の応酬であってよう意図が判らん。これはアレだな、グラハムさんはガノタだ、とかそういう描写だな。うわあメタ的ギャグゥ。